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俳句の時間 2022.03.27

地元で開催される夏井いつき組長の句会ライブのチケットを買ったときは、気分的に行けるかどうかわからなかった。チケット入手後、まがりなりにも就職し、久しぶりに外の世界の空気に触れて、たくさんの新しいことを二十年ぶりに得た先輩がたに教えていただく中で、本当に心がしゃんとしてきて、今日の句会ライブは心底楽しもうと思った。朝、線香をたきながら娘の写真に「ママはやっぱり幸せにしか生きられないよ」とつぶやいて合掌した。母が隣にやってきて、「楽しんでおいでって言ってるよ」と言ってくれた。うん。楽しむよ。妹の車を借りて、いつもよりおしゃれをして。

というわけで、何はともあれ腹ごしらえだ。昨日、母と下見しておいたレストランに11:30に予約をしておいた。会場までは車で8分という好立地だ。

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アツアツのバゲット、アヒージョ、サラダにビシソワーズと、前菜だけでかなり満足なのだが、

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5種から選べるメイン料理、今回はオムライス。出た。玉子がとろけるオムライス。絶品。

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最後の柚シャーベットまで全部うまい。全部。新潟は食道楽なので、民家の中に突然存在するうまい店の情報は親戚友人同士で完璧に網羅されている。ここもそうしたお勧めの一つ。店内も広々と明るい。ひっきりなしに客が来るので、これ以上ネットで宣伝する必要はなかろう。なので秘密です。

ゆっくり食事を済ませて、会場へ向かう。途中の道の駅で車を止めて、大好きな山の写真を撮った。

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現地はもっと見晴らしがよく、山も見目麗しい姿の山なのだけど、何回試してもうまく撮れない。残念。

悠長なこと言ってたら、会場にはもうかなりの人が並んでいた。正式な開場時間を待たずに開場したのもいつも通り。蛇行しつつ列を進むと、私の少し後に凪太さんがいた。今回唯一の知ってる句友さんなので嬉しい。

句会ライブはよくよく考えたら過去に4回経験済み。クリスマスに二年連続で大阪へ。春に神戸で二回。最後の時に、長女を連れて行ったのだった。今日は胸のペンダントに収まっている。今後もずっと一緒だと思う。

5回目の今回、組長のトークも、句会ライブも進化していて、ちょっとびっくりした。何度行ってもそのたびに驚きがある。やっぱり組長、すごいなあ。凪太さんの句を鑑賞できたのも(実は絶対作者は凪太さんだと確信していた)、自句も今回初めて特選7句に残していただいたのも、はじめましての組員の皆さんにお会いできたのも、とても嬉しい。人生は自分以外の人とのご縁で紡がれていく。そのご縁を大事にしていこうと思えるのも、俳句のおかげだと思う。やっぱり私はおめでたいっていうか、極楽とんぼっていうか、幸せなんだな。

そうそう、名乗りの時に、組長に「若返った?」と聞かれた。そりゃ、実家で娘に戻ってるので、若返るのも道理だわ。おめでたい。

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