見出し画像

カロリー制限でダイエットできていますか???

こんにちは
管理栄養士の緑川泉です。


●ごはん1杯240kcal
●30分ウォーキングしたら100kcal
●基礎代謝1300kcal…などなど


カロリーってよく耳にはするけど、何なのかご存知ですか?


この記事を読めば以下の疑問が解決します。

✅カロリーとは何か
✅なぜカロリー制限は痩せないのか
✅なぜカロリー制限ではなく糖質制限が良いのか


気になっている方は是非この記事を最後までお読みください。

カロリーとは


【カロリー】エネルギーの単位


1gの水を1℃上げるのに
必要なエネルギー(熱量)が1calです。


電化製品が動くためには
電気エネルギーが必要なのと同じで、


人間も生きていく為に常にエネルギーが必要です。



そのエネルギーの単位のことを「カロリー」と呼んでいます。




この時点で何かおかしいと思いませんか?



1gの水を1℃上げるのに
必要なエネルギー(熱量)が1calです。


100kcalは1gの水を100℃あげる熱量を持っています。
100gの水だったら1℃あげます。何それ?笑

人は代謝を行う


確かに人はエネルギーがないと動けません。


しかし!!



電化製品とは違い、代謝という活動を行います。

【代謝とは】
私たちの体の中で起きていることで、取り入れた栄養をエネルギーに変えたり、体を作ったり、修復したり、不要物として排出するなど一連の流れのことを代謝といいます。


呼吸や血液のめぐりなど、
すべては代謝活動で起きているのです。



同じカロリーの物を食べていたとしても食べているものによって代謝回路が全く違うので、使われ方も全く違います。


砂糖100kcalとブロッコリー100kcalが
同じカロリーなのに太り方が違うのは、
代謝経路が違うからなのです。


代謝を全く無視したカロリー計算



エネルギー源として重要な

✅炭水化物(糖質)
✅脂質
✅タンパク質


これを、3大栄養素といいますが、


これらを実験的に完全に燃やすと・・・

それぞれ1gあたり4.1kcal、9.4kcal、5.7kcalの熱を発生させます。

ここでいう実験的に完全に燃やすというのは、電子レンジの様なものに測定したい食品を入れ、食品に近赤外線を照射し、吸光度や呼吸波長を調べることでカロリーや成分量を特定・算出しています。

出典 株式会社ウェル・ビーイング  食品カロリー測定器「カロリーアンサー®」
https://www.wellbeing.co.jp/calorieanswer/



ここで算出された代謝を全く無視したカロリーが現在のカロリー表記として使われています。


(炭水化物(糖質)1g=4kcal、脂質1g=9kcal、タンパク質1g=4kcal)


上記のことから、



※一般的に言われている摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太る、逆に消費カロリーが多ければ痩せるというのは、全くの意味のない根拠だと言えるのです※



太る痩せるがカロリーの
差し引きだったとしたら、


ほぼゼロカロリーの草ばかり食べている
牛の体が大きくなるのはおかしいですよね?

画像1



キリンや馬などの草食動物が
育つ理由が説明付かないですよね?


画像2


太るのはカロリーの過剰摂取ではなく糖質過剰摂取


糖質はエネルギー源が利用されるとともに、
貯蔵型のグリコーゲンに形を変えて
肝臓や筋肉に取り込まれます。


しかし!!


貯蔵できるグリコーゲンの量には
限度があり、過剰に摂取した分は
体脂肪として蓄積されてしまいます。



一方脂肪は1g9kcalとハイカロリーですが、

✅脂肪酸
✅ケトン体
✅コレステロール


などに代謝され、


エネルギー源として利用されるほか、
ホルモンや細胞膜の原料に
なったりと重要な働きをしています。


摂り過ぎれば最終的に
体脂肪になる可能性はあります。


脂質の摂取量を増やすと
空腹中枢が抑制されるため、
脂質単体を食べ過ぎる心配はありません。


カロリー制限は基礎代謝を下げる


【基礎代謝とは】
体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことで、年齢・体重・筋肉量によって変わります。


カロリー制限を行うと体が危機を感じて
消費エネルギーを節約しようとします。


エネルギーを使わなくても良いように
省エネモードにしてしまうのです。


カロリー制限をしばらくしていると
食べる量を減らしているのに関わらず


体重が減らなくなってしまうのは
この働きのせいなのです。


そして!!


体重が減らないからと食事量を
元に戻してしまうとリバウンドするのです。

まとめ

・人はカロリーの差し引きで太るわけではない
・気にすべきはカロリーではなく糖質量
・カロリーを控えすぎると基礎代謝が落ち、むしろ太りやすくなる



ダイエットをする時、真っ先にカロリーを気にしていたかもしれませんが、カロリーはあくまでも目安程度にしておきましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

「伝わる人に伝えたい」情報を日々アップロードしていける記事を書いていきたいと思います。

これから、よろしくお願い致します🤲

最強の管理栄養士 緑川 泉

-------------------------------

私が働いている
👇最強のバターコーヒーはこちら👇


※最強のバターコーヒー公式SNS情報※
公式インスタグラム👉こちら
公式ツイッター👉こちら


YouTubeも始めるのことになりましたので
ぜひチャンネル登録お願いします

👇最強の管理栄養士に学べるTV👇


👇緑川泉のSNS情報はこちら👇


👇最強の管理栄養士 緑川泉 Instagram👇


最強の管理栄養士
質問やリクエスト募集中

いいなと思ったら応援しよう!