マガジンのカバー画像

地方都市と書店について考えるためのnote

13
運営しているクリエイター

#エッセイ

本屋が失われていく

本屋が失われていく

丸善ジュンク堂の名古屋・京都からの撤退は衝撃的なニュースだった。名古屋や京都の人たちは、書店で実際に手にとって本を読んだり、たまたま目についた本と出合うセレンディピティの一つの場を失うことになる。

本好きとして、最近はとにかく世知辛い。とにかく本が買いにくくなっている。昔は躊躇せずに購入できた本が、値段を見て買うのをやめることが多くなった。今では新書が800円ぐらいないと買えない。1000円超え

もっとみる
【ひつじが週報】200111-200117

【ひつじが週報】200111-200117

●200111

お店をやっていると日々様々な偶然が起こる。わかりやすいところで言うと、別々で来店した人たちが実は知り合い、とか。同時に沢山の来店があるわけでもない小さなお店でそれが起こること自体珍しいはずなのに、想像以上に発生していて福岡の街の狭さを度々実感する。

東京にある遊泳舎のMさんが遊びに来てくれた。

遊泳舎さんのことは一昨年ひつじがのオープン準備をしている時に知り、立ち上げの時期が

もっとみる

「ジュンク堂の閉店」と読書/書店という営み

 先日、京都と名古屋にあるジュンク堂が閉店するというニュースを見た。とある統計によると書店数や書籍そのものの規模も縮小しており、「書籍離れ」という単語を目にする機会も増えた。
参考:
https://www.nippan.co.jp/ryutsu-gakuin/statistics/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000118-ky

もっとみる