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#3)写真史-ストレートフォトグラフィを考える(ベンヤミンの批評から)

ストレートフォトグラフィ(Straight Photography,20th-21st)、その前夜に、ヴァルター・ベンヤミンは、その草稿で多様な予測をしている。(抜粋)

ヴァルター・ベンヤミン(1892-1940,ドイツの哲学者・批評家)の著作「複製技術時代の芸術」から、部分引用すると・・・
写真や映画が出現したことで、「芸術作品の一回性」とともに「いま ここにしかない」という感覚は作品から追放された。その感覚をベンヤミンはアウラ(オーラ)と呼んだ。
また、ベンヤミンは、資本主義社会が19世紀の都市の隅々に構成し散りばめた幻像(ファンタスマゴリ)に、今後の社会がそれ以上のものを付け加えるのは不可能ではないかという視点と、その後の「複製の時代」を予想した。
この場合、幻像(ファンタスマゴリ)とは、人やその社会を取り囲む、イメージの集合体だ。

この辺が、写真(ストレートフォトグラフィ)を論じる場合の原点の1つかも知れない。
それは、このストレートフォトグラフィによって、写真という表象が、アートの1つとして認識された事は大きい、そして、写真を撮るという行為、そのものにもロジックが発生して行った。

(追記)ベンヤミンについては、いずれ、その草稿を駄文ながら追記致します。

#ヴァルター・ベンヤミン #ストレートフォトグラフィ #複製技術時代の芸術 #芸術作品の一回性 #写真 #映画 #ファンタスマゴリ

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