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ハリネズミのアドバイス 〜トゲトゲしないでを読んで〜
これを「読書」と言うのかどうかはさておいて、こういう絵本(写真集)みたいな本の感想文もアリではないかと思い、感想文として書くことにした。
ハリネズミ。見た目のフォルムが可愛いよね(笑)。そんなハリネズミの愛おしい写真をお供に、心の中に刺さったトゲを解消していこう。
心の中のモヤモヤをトゲに見立てる
寄り添って寒さをしのごうとするヤマアラシ。でも針が痛くてくっつけない。かといって離れると寒い。くっついては離れる、を何度か繰り返すうち、彼らは互いに寒くない、でも傷つかない距離を見つけた。
心理学者のフロイトが人間関係の問題を例えた「ヤマアラシのジレンマ」である。本書は人間関係のモヤモヤをハリネズミのトゲに例えて、トゲを丸くするためのヒントを書いている。
恋愛はもちろん、友人関係や職場における様々なモヤモヤをテーマとして扱う。個人的なオススメは3章の「自分のモヤモヤ」のお話。誰かが原因ではなく、自分で心の中にトゲを作り上げてしまう。そんな自己肯定感の低さに由来する問題に対して、アプローチのヒントがいくつも書いてある。
個人的に気になるテーマを列挙する
本書にある64個のテーマから、気になるテーマを4つ挙げてみた。太字がテーマ名である。
自分の魅力に自信が持てない。自分のチャームポイントは何だろう。チャームポイントを探求してさらに磨き上げていこう。最初から自信のある人間なんて、いないのだから。
仲良くなりたい人がいる。どうしたら。まずは、自分から壁を作り上げていることに気づくこと。勇気を出して自分の殻を破ってみよう。
誰も自分のことを分かってくれない。分かってもらおうとする前に、自分から相手を分かろうとすること。相手の理解に徹して、そして相手に理解される。
負け組なわたし。どうしたら勝ち組になれる。それは人と比べているからこそ出てくる発想。自分だけの特別なオリジナルを探求してみると良いかもしれない。
どれも自分の中で現在進行形で抱えている、もしくは過去に抱えていたモヤモヤである。この本を通じてまた新しい視点を手に入れて、現実社会の中で生かしていけるように、ぜひ頭に留めておきたいことである。
ハリネズミの秘密を知る
ハリネズミの特徴的な行動のひとつに「泡付け」と呼ばれる習性がある。初めて嗅いだ匂いに対して、かじったり舐めたりして口の中で泡を作り、自分の体に塗りつけるというもの。
別名「アンティング」とも呼ばれており、科学的に解明されていないとのこと。現在のところ、外敵から身を守ったり、環境に適合するという説が有力だそうだ。
他にも、ハリネズミの針が数千本にのぼることや、狭くて暗い場所が好きだったりなど、ハリネズミに関するプチ情報も書いてある。初めての人もハリネズミを好きになること請け合いだ。
ペットとしても人気のあるハリネズミ。自分もこの本を読んだことで、ハリネズミのことが好きになった。悩んだ時のアドバイスとしてだけでなく、ハリネズミたちを見ているだけでも心が癒されるので、何かと重宝する一冊だと思う。
おわりに
今回はあくまで読書感想文を書いたのだが、結局は人生のヒントを得たいという真面目な目的よりも、可愛いハリネズミたちを見たいという目的の方が強い。今となっては、そんな目的にスライドした一冊を紹介した。
各ページにハリネズミが登場して、一言コメントが書いてある。自分は過去にそれらに助けられてきた。ぜひ軽い気持ちで手に取ってみてほしい。
この本を通じて、ハリネズミのファンが増えることを期待して、読書感想文を終わろうと思う。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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