皇帝ペンギンが絶滅するかもしれない話 〜note感想文〜
テレワーク中にラジオでたまたま流れていた話題を取り上げる。最近この手の記事に慣れてきたところだ。
ペンギンの中でも最大種とされる皇帝ペンギンが、地球温暖化で絶滅に追いやられているという話である。
早速だが、話をすすめていこう。
絶滅危惧種になリつつある理由
端的に言えば地球温暖化なのだが、気温上昇で南極の氷が溶けてしまい、皇帝ペンギンの繁殖に必要な海氷が少なくなったことが、直接的な原因だそう。
海氷が少ないということは、藻類が育つ面積も小さいということであり、さらに、藻類を食べるオキアミも少ないということだ。つまり、ペンギンが食べる魚も少なくなる。今回の論文において調査が行なわれたアデリーランドでは、海氷の範囲が10%狭くなっただけで、ペンギンの数が約50%減少している。
今回の話題は『米国科学アカデミー紀要』という論文集の中で実際に報告されたものだが、一般的に皇帝ペンギンが絶滅を避けるには、気候変動に適応するか、移住するか、成長のタイミングを変えるかのいずれかだと言われているだそうだ。
移住に関しては南極以外にも氷海はある訳だが、地球温暖化の影響で氷海が減少するのはどこも同じなので、難しい選択になりそう。
また、適応についても同様で、長らく南極で繁殖してきた皇帝ペンギンが変化する環境に適応できるかは、疑問符がつく。
現在の予測では、2100年に世界で3〜5℃の気温上昇が見込まれている。そして、この影響で皇帝ペンギンの生息数は2割ほどまで減少すると言われている。
ここまで来ると、本当に絶滅ということが現実味を帯びてくる。
世界で最も過酷な子育てをする種族
ただでさえ、過酷な子育てで知られる皇帝ペンギン。だからこそ、ペンギンの中でも体格が大きく成長するのかもしれない。メスは海で餌を捕食して、オスは吹き荒れるブリザードの中、絶食状態で卵を温める。
どれだけ過酷な子育てなのかは、冒頭で紹介した記事に詳しく書いてあるので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
ちなみに、皇帝ペンギンはオスとメスの立ち位置が逆転している。普段はオスが卵を守り、メスが海に狩りに出ている。オスとメスが再び合流した後は交代制で狩りに出るそうだ。
私たちにできること
地球温暖化の問題は世界レベルで国家間が協力していく必要がある。かなり難しい問題であるが、その効果は大きい。
例えば、世界で気温上昇を1.5℃に抑えることができれば、生息数を8割ほど確保できるそうだ。
地球温暖化は自然を破壊して、それぞれの国が工業産業国家として推し進めてきたという背景があるので、世界が足並みをそろえて取り組んでいける体制作りと実践が急がれる。
国民一人ひとりが地球温暖化の悪影響を理解して、庶民レベルでできることを実行に移すだけでも、十分な貢献になると思われる。
おわりに
ラジオで流れてきた情報を自分なりに理解して、ブログとしてシェアする。アウトプットの練習が当初の目的であったが、意外と楽しいものだ。テレワークが長引きそうなので、しばらくはこの流れは続くだろう。
ちなみに、皇帝ペンギンのヒナはふわふわの毛に覆われていて、見た目としても可愛いらしいフォルム。
アニメキャラクターでもあるコウペンちゃん。皇帝ペンギンがモチーフのようだ。自分も時々コウペンちゃんに癒されている一人である(笑)。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。
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