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奈良大和路 NARA YAMATOJI MAGAZINE

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奈良大和路に関して記した文章のマガジンです。奈良を撮った写真は、マガジン「PHOTO YAMATOJI」にまとめています。奈良県域の周辺部も歴史的に関連があれば含めて記してありま…
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2020年3月の記事一覧

法隆寺お会式 (3月22日〜24日)

法隆寺お会式 (3月22日〜24日)

法隆寺お会式 (3月22日〜24日) 法隆寺聖霊院

🔍 法隆寺公式ページ 「お会式ご参拝の皆様へ」「年間行事」「聖霊院」

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(参考)
📷 法隆寺聖霊院 (国宝)

📷 法隆寺東院 (夢殿 国宝)

📷 法隆寺東院鐘楼 (国宝)


📷 法隆寺東大門 (国宝)

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📔 ブログ内関連記事

(12月23年1月更新)

天武天皇が律令制定を命ずる (681年 3月19日 [天武10年2月25日])

天武天皇 (生年不詳-686年) が皇子・諸臣に飛鳥浄御原令制定を命ずる詔を発令 (681年3月19日 [天武天皇10年2月25日])。

「白鳳時代」について

「白鳳時代」について

日本の元号が大化から白雉 (はくち) に改元 (650年3月22日 [大化6年2月15日])

明治43年 (1910年) の日英博覧会での「国宝帖」で中川忠順が、飛鳥時代と奈良時代の中間の美術史上の時代呼称として記して以来、「白鳳」は
主に美術史の時代区分として使われています。

「白鳳」という語は、元来は
平安時代初期に編集された、主に奈良時代についての「正史」とされる「続日本紀」に有ります。

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高松塚古墳で彩色壁画発見 (1972年3月21日)

高松塚古墳で彩色壁画が発見 (1972年3月21日)。

この古墳にまで「祟りの噂」が有るとは…

棺の遺体に頭部が無いことは、
「盗掘口」を開けた者が冠でもかぶってると考えて持って行ったのでは?

そんな風に言ってしまうと「古代史本の題材」と成らないんでしょうが。

🔍 国営飛鳥歴史公園公式ページ

https://www.asuka-park.go.jp/area/takamatsuzuk

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古事記が完成  712年3月9日 (和銅5年1月28日)

古事記が完成 712年3月9日 (和銅5年1月28日)


古事記が完成 712年3月9日 (和銅5年1月28日)

⚪️ 「古事記」 のリンク 🔍 青空文庫 「古事記」現代語訳 武田祐吉訳

🔍 上同 読み下し 武田祐吉註釈校訂

🔍 国立国会図書館デジタルコレクション 「古事記」 原文 [漢文] (柏悦堂 明治3年出版)

奈良関連読書記録 Reading History
📝 奈良がテーマとなる資料は「古事記」「日本書

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薬師寺の金銅仏に感じる若干の不思議

薬師寺の金銅仏に感じる若干の不思議

「長屋王の変」に関する同日の記事

から関連したかたちで書いています。

🔸 以前から不思議に感じること

この薬師寺東院堂の「聖観音」 (銅造。国宝) と様式的・技法的に類似しているとされる
同じ薬師寺の金堂の本尊 (つまり薬師寺全体の本尊)「薬師三尊像」 (銅造。国宝) は、
「聖観音像」の鋳造技術や表現技法の更なる発展形、
「天平前期」(奈良時代前期) のモニュメントと見られることが一般

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長屋王の変(729年3月14日-3月16日 [神亀6年2月10日-2月12日]) と 「天平」

長屋王の変(729年3月14日-3月16日 [神亀6年2月10日-2月12日]) と 「天平」

長屋王の変(729年3月14日-3月16日 [神亀6年2月10日-2月12日])

「続日本紀」『天平元年 (七二九) 二月辛未』の項にある、
長屋王・吉備皇女 (吉備内親王) 一族の邸宅が兵に囲まれた2月10日が、
いまの新暦にすると3月14日 (729年 [神亀6年] ) であり、
長屋王が自害を命じられ
(「続日本紀」原文 [《天平元年(七二九)二月癸酉【十二】》の項 ] では
「令王

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国分寺・国分尼寺建立の詔を聖武天皇が出す  (741年3月5日 [天平13年2月14日])

国分寺・国分尼寺建立の詔を聖武天皇が出す (741年3月5日 [天平13年2月14日])

国分寺・国分尼寺建立の詔を聖武天皇が出す (741年3月5日 [天平13年2月14日])

奈良の東大寺・法華寺は全国の国分寺・国分尼寺の中心とされていますね。

聖武天皇が一時的に (740年-744年) 都とした、京都府南部の恭仁京。

[ 📷 恭仁京中心の南北線に位置する道。画面奥は大極殿跡 (学校の裏手に基壇) ]

[📷 恭仁宮大極殿跡・(後に大極殿を転用した) 山城国分寺金堂跡の基

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東大寺修二会 (お水取り) 満行 (3月15日)

東大寺修二会 (お水取り) 満行 (3月15日)

東大寺修二会 (通称 お水取り) 満行 (3月15日)

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📖 本ブログ記事 (マガジンにも収録)

「続日本紀」完成 ( 797年3月15日 [延暦16年2月13日])

「続日本紀」完成 ( 797年3月15日 [延暦16年2月13日])

「続日本紀」(しょくにほんぎ) が完成 ( 797年3月15日 [延暦16年2月13日])

697年 (文武天皇元年) から791年 (桓武天皇の延暦10年) までの日本史を扱った勅撰の史書で、奈良時代の基本史料とされますが、
編纂は平安初期で菅野真道らが完成。
「日本書紀」に続く「六国史」 (りっこくし) 第2篇。原文は漢文、40巻。

🔍 国立国会図書館デジタルコレクション「国史大系

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和辻哲郎 (1889年-1960年) の誕生日 (3月1日) 倫理学者・著述家

和辻哲郎 (1889年-1960年) の誕生日 (3月1日) 倫理学者・著述家

和辻哲郎 (わつじ・てつろう 1889年3月1日 - 1960年12月26日) 倫理学者・著述家

代表作「倫理学」「風土」「古寺巡礼」(こじじゅんれい)

🔍 青空文庫 和辻哲郎「古寺巡礼」1946年改訂版 (初版は1919年)

📝 1979年に岩波文庫にもなり広く読まれているバージョンは、この改訂版です。
私は文庫化される以前に「古寺巡礼」( なんと読むのかも分からず「ふるでらじ

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正岡子規が 「根岸短歌会」 を創設 (1899年3月14日)

正岡子規が 「根岸短歌会」 を創設 (1899年3月14日)

正岡子規 まさおか・しき (1867年10月14日 [慶応3年9月17日]-1902年[明治35年 9月19日])俳人・歌人。

正岡子規は、技巧に走らない万葉集の素朴な「ますらおぶり」を踏襲した写実的短歌の制作を提唱。
前年の1898年(明治31年)に門人の高浜虚子、河東碧梧桐 (かわひがし・へきごどう) ら俳人を東京根岸の自宅に集めて歌会を開いていますが、
おおよそ源流とみなされているのは

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梅原猛 (1925年 - 2019年1月12日) の誕生日 (3月20日)  哲学者・著述家

梅原猛 (1925年 - 2019年1月12日) の誕生日 (3月20日) 哲学者・著述家

梅原猛 うめはら たけし (1925年3月20日 - 2019年1月12日)哲学者・著述家。

怨霊思想などに関する「梅原日本学」で著名。

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📖 ブログ内関連記事 (梅原猛を批判することの多い、日本の「実証主義歴史学」への疑問など [記事末尾の注])

📖 ブログ内関連記事 (法隆寺鎮魂施設説関連)

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🔍 世に倦む日日さんの記事 (2004年9月) 「『ダ・ヴィンチ・コ

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