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#81 寅さんから学ぶモノの伝え方

YouTubeは便利で、「お、これ良いな」と思う動画をオススメしてきます。

使い方としてはガッシュベルの切り抜き動画を見て泣いたり、ゲームが好きなので作業中にVtuberの動画をたれ流したりしていました。
とはいっても、毎日1時間はニュースやビジネス系の動画を見るようにしており、関連動画やオススメにマンガ・ゲーム以外にビジネスに関わる動画も挙げてくれます。

その中で面白かったのが、
『寅次郎、鉛筆を売る~男はつらいよ「拝啓車寅次郎様より~』
これがなかなか面白かった。
簡単に紹介しますが、是非YouTubeにも切り抜き動画が挙がっているので
そちらを見て頂いた方が、演技も相まってより感じるものがあると思います。

寅次郎、鉛筆を売る
ーーーーーー
おばちゃんこの鉛筆見るとな、お袋のことを思い出すんだよ。
不器用だったからね、俺は。
鉛筆も満足に削れなかった。夜、お袋が削ってくれたんだ。

ちょうどこの辺に火鉢があってな、その前にきちんとお袋が座ってな、
白い手に肥後守を持って削ってくれるんだ。その削りカスが火の中に入ると、
プーンと良い香りがしてな。綺麗に削ってくれたその鉛筆で俺は落書きばっかりしてな、勉強を一つもしなかった。
でもこのぐらい短くなるとな、その分だけ頭がよくなった気がしてな。

お客さん、ボールペンってのは便利で良いでしょう。ね。
だけど、味わいってもんがない。その点、鉛筆は握り心地が違う。な。
気の温かさ、この六角形が指の間にきちんと収まる。
ちょっとそこに書いてごらん。なんでも良いから。
デパートに行けば、60円はするよ。でも削ってあるから、30円だな。
でもいいや、ただでくれてやったつもりだ、20円だ。
ほら、早く出しな。
ーーーーー

ここでお金を払います。

このあと、寅さんは
「俺の場合はね、今夜この品物を売らないと腹空かして野宿しなきゃならない。
のっぴきならないところから掘り出した知恵なのさ。
ま、人間なんつっても、勉強が第一だから。
これからも修行して、一人前の社会人になってください。」
と締めくくります。

寅さんが話した思い出は作り話かもしれません。
ですが、よりリアルに、より相手がイメージしやすいように。
相手が良いなと思うことに対して直接訴えかけにいくこと。
「そうなんだよね、そこが良いんだよね。」と思える共感力。
あとはそのモノを、手に取りやすくしてあげるだけ。

本気でやらなければ身につかない技術や、継続しなければわからないノウハウは確かにあります。
若いうちからできることは、本気でやることです。
毎日の仕事に木刀ではなく、本身の刀で打ち込んでいるか。
どれだけ歳をとり、キャリアを積もうが、いつまでも自ら学ぶ姿勢を忘れてはならない。

そう言ったことを寅さんから学びました。
ぜひ動画を見てください。
見たら感想を教えていただけると嬉しいです。

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