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メモの魔力 書評

こんにちは。スーです。

今回はメモの魔力を読んだので、その書評をしていきたいと思います。

メモの魔力はSHOWROOMの社長の前田裕二さんが書いた本です。かなり有名ですよね。ということで詳しく述べていこうと思います。

なんでメモを取るのか?

皆さん普段メモを取るときにどのようにメモを取っていますか?単純に言われたこと聞いたことのみをメモに取っていませんか?そのような記録のメモを取っていては意味がありません

知的生産につながるようなメモを取ることによってさまざまな能力・スキルが身につくようになります。なので、メモを取ることが重要なのです。

得られるメリット

では、メモを取ることによってどのような力が身につくのかを下の5つにまとめました。
①アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
②情報を素通りしなくなる(情報獲得の伝導率向上)
③相手のより深い話を聞きだせる(傾聴力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)

その中でも①の知的生産につながるメモが重要だと述べられています。

知的生産のメモ

では、その知的生産につながるメモをどうやって取るのかというと、事実を述べてそこから抽象化させ、最後に転用をして自分の行動に落とし込んでいきます。

少し難しいので、具体的な例を出すと、天気が悪いという事実から抽象化して、雨が降りそうだと考えこれを転用して傘を持っていこう。という感じです。

抽象化が一番難しいと思うので、抽象化とはどういう意味なのかを解説していこうと思います。抽象化とは、事実から具体的な情報を受けて、何か言えることはないか?そこに気づきはないか?ほかに応用可能な法則はないか?というのを考える思考作業です。

この抽象化にも種類があります。WHAT型とWHY型とHOW型の3つです。詳しく述べていきます。

WHAT型=目の前の現象や考え方を抽象化して、また別の名前を付けて呼び出すことです。このWHAT型を使うことで現状を言語化します

HOW型=目の前の現象にはどんな特徴があるか、ということを深堀して考えることです。HOW型を使うと特徴を抽出することができます

WHY型=ヒット映画が当たった理由を抽出して、また別の企画に転用したいという考え方です。抽象化して物事の本質を知ることができます

この3つの中でも前田さんはWHY型が一番知的生産につながると述べています。なので次の4つにWHYと問いかけてみてくださいと述べています。

①世のなかでヒットしているもの
②自分の琴線に触れるもの
③顧客からの要望
④社内で起きている問題や課題

の4つです。この4つにWHYを問いかけることで自分の心で思っていることを言語化できるようになります。学生の身だと③と④番は難しいと思うかもしれませんが、自分のバイト先で考えてみてください。③に関しては友人の要望を考えてみても良いかもしれんせんね。

話は少しそれましたが、この事実→抽象→転用普段の生活に置き換えてメモを取っていきます。この事実→抽象→転用は鉄板のフレームワークとして覚えておきましょう

そのメモの取り方は実際のノートを見開きで使います。そしてノートの右ページの真ん中に縦線を引きます。これで、3つのゾーンができたと思います。

その3つのゾーンの左側のページには事実を書き、右側のページの左側にはその事実から抽象化したことを書いていきます。最後に一番右のスペースに抽象化したことから転用として自分の次のアクションプランを書いていきます。やり方は簡単ですよね。

どうしてわざわざノートを見開きで使うのかという理由が二つあります。一つ目は書き込む場所が狭いと思考が窮屈になってしまうからです。二つ目がこの方法でメモを取ると必然的に右側が空くようになっています。人間はこの空いたスペースを埋めようとする潜在意識を持っているので自然とメモをたくさん取るようになるからです。これを考えた前田さんは天才だと思います。

書籍購入理由

知的生産のメモを取って自分が成長できるからという理由でこの本を買う人も多いと思いますが、僕はそういう理由もありますが、自分を知るためのメモを取りたいと思ったので、この本を購入してみました。実際に巻末の付録として、自己分析1000問が載っています。

この1000問を先ほど紹介した事実→抽象→転用のフレームワークを使って自分を知ってみましょう。特に就活生にはかなりおすすめの自己分析方法です。自分も今就活生で、実際にこの自己分析をやっていますが、かなり自分のことがわかるようになったと思います。

自分がいままで、過ごしてきた事実に対して自分で深ぼっていくので、自分が今までどういう人だったのか?これからどうなっていきたいのか?が自然とわかるようになっていきます。

なので、自分のことがわからないという人や夢が見つからない、やりたいことがない、自己分析が難しいと思っている人はこの本を手に取ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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