臥待月
徒然散文詩を集めます。
抑うつのKrankeの心理を徒然するだけです。
絵がない世界の絵本。 この絵本の世界はだれかの中で生まれ だれかの中で育つのでしょう。 目に見えるだけの世界では味わえない世界を お楽しみください。
自分の足音だけが響く暗闇。 歩く度に自分の居場所が判らなくなりそうな霧の立ち込めた道は緑道だったはずで、気がつけばどこかの森に迷いこんでいた。 「……匂いが変わ…
2023年6月10日 02:37
人魚が恋をした。夢うつつ、泡沫の恋。人魚と人間の寿命はあまりにも違うのだと誰もしらなかった。死んだあと、人間は骨になる。死んだあと、人魚は宝石になる。人魚は魂に恋をする。幾らでも待つ。人間が輪廻を廻って戻るまで。例えその身が宝石になろうとも。
2023年5月17日 00:56
しゃくしゃくと身の内が虚になる音を聞きながら命儚しと笑うお前を憎からず思っていたと、最期に今生への枷をつけてみたがダメだった。愛だ恋だなんて感情はない。隣り合うのが、背中合わせが当たり前。その位置にいなければ息苦しい程の相手。さらば朋よ。次も他人でありたい。
2022年10月2日 23:33
清も濁も呑み込んでどちらを正義といたしましょう清をもって濁を罰せずにいられるか濁を呑んで清を恨まずいられるか清も濁も呑み込んでそこにあるのは弱い心だろう
2022年3月23日 01:13
泡のように浮かんで消える空に向かって浮かんで消える言葉も呼吸もその息づかいも海の底より深いところ静かで騒々しいこの世界の歯車として今日も泡を吐いている
2022年3月14日 01:01
愛していたんだと叫んでもきっと届かないそれでも涙と共に流した言葉は地を巡り空へ上がり君に届くと信じている
2022年2月3日 16:32
悼むのは涙だけではない哀しむのは心だけではない織り混ざった感情がその全てを語るもの
2022年2月2日 14:33
第三者の力量を確かめる時自分の力で推し量るのが一番第二者の力をもって推し量るのは第三者と当人が「同じ推計」できる前提であるそれがわからないのなら自分の力で、第三者の力量を推し量るべし
2022年2月2日 00:40
嫉妬醜くも強い感情憎悪隣り合う感覚虚無一番恐ろしい感覚必要以上に感じたなら一度寝ましょう自分の感情は自分でコントロールでしましょう
2022年2月1日 14:06
いつか消えるのなら誰かの記憶に残りたいそんな願いいつか消えるとき皆の記憶から消えたいそんな願望時は万物の癒しではないただ平等に流れるものだ
2022年1月11日 00:09
染み渡るのは赤靴に触れないように退けばまた赤の染みあぁ、鉄の香りに酔いしれる狂宴の最中だったいけないいけない忘れるな自分が狂人だということを
2021年12月19日 17:26
今までの環境から離脱すること家族、友人、恋人、会社……全てから新しい環境へいくときどこかで「離れてよかったのか?」と思う人もいるだろうそういうときは「卒業した」と思えばいい家族から卒業友人から卒業恋人から卒業会社から卒業あなたが幸せになる一歩です。
2021年12月14日 17:50
知を奢る者は大きな声で叩く知をしる者は導く者だと思う知をただの[知識]ではなく応用でき、柔軟な思考であり、受け入れて噛み砕きそれを教えることができる人ですね。知識として、文献がーだけを云うのはちがうと思います。
2021年12月12日 21:04
胸を焦がすような輝きがその瞳から弾け出て希望と傲慢と優しさは未来を勝ち取る力となる
2021年12月12日 20:47
鬼と思うたか笑うは人間狂うは神沈黙は鬼
2021年11月29日 01:10
あなたの言葉はどこまでも染み渡る毒でどこまでも切り取る薬でどこまでも追い続ける狩人ね
2021年11月27日 01:54
自分の足音だけが響く暗闇。歩く度に自分の居場所が判らなくなりそうな霧の立ち込めた道は緑道だったはずで、気がつけばどこかの森に迷いこんでいた。「……匂いが変わったと思えば、どんなことでしょうねぇ」時折、迷いこむことがあると云われていたがまさか自分が体験するとは思ってもみなかった。霧のもやっとした水と土の匂いから、土と緑の匂いが強くなったと思った時には違う場所へと迷いこんでいた。「