新野安

あらのいおり。兼業ライター。 C98新刊サクラ大戦評論本発売中。 エロマンガ関係の話題はツイッター(@iorin_r_18)とブログ(http://aranoyawa.blog.jp/)で書いてます。

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    C98新刊『〈サクラ大戦の遊び方〉がわかる本』告知

    【6/21】本書の記事「このLIPSがすごい!」内の記述について、訂正記事を書きました。失礼いたしました。 評論サークル「夜話.zip」の新刊告知記事です!コミケ98はなくなったが本は出す! 今回はゲームシリーズ「サクラ大戦」を語り尽くす!『〈サクラ大戦の遊び方〉がわかる本』! 表紙 表紙イラスト:チバトシロウ 表紙デザイン:日村克美 目次・イントロダクション 年表・華撃団と走った24年間 ・特集1 賛否激突!『新サクラ大戦』クロスレビュー   ・エッセイ また

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      • 2021年映画ベストテン+ワースト

        2021年は調子を崩して心療内科のお世話になったりしていたため、映画を観る絶対数が減ってしまった。観たのもリバイバルや名画座が多かった。とはいえ面白い新作は多かった(特にアニメ)ので、ベスト10+ワースト1を挙げていきます。 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ今年ぶっちぎりのベスト。とにかくすべての表現が圧倒的に洗練されていて衝撃を受けた。エモいセリフを叫ばなくたってアニメは面白いんですよ。記事を 二つ 書いたのでぜひ読んでね。 EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイ

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        • Ξガンダムなんかオマケだ!『閃光のハサウェイ』はここを観ろ!5選

          『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』はガンダムシリーズの最新作であるからして、当然プロモーションでは新たなガンダム「Ξガンダム」が推されている。また、観た人の感想では、メッサー、グスタフ・カール、ペーネロペーといったMSが繰り広げる市街戦が、怪獣映画的なニュアンスを持つ場面として話題になっているようだ。 確かにΞはかっこいい。市街戦も怪獣映画好きにはこたえられない。しかし、あえて言おう、カス……いやさすがにそれは嘘。オマケだと。この映画の真の見せ場は、ロボが出てこない

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          • 饒舌に空を飛ぶのも「悪くない」 『クロスアンジュ』と露悪の倫理

            2014-5年に放映され、決して覇権を取ったとは言えないながらも、マンガ家の種村有菜を始めとする一部の視聴者に熱狂的な支持を受けたカルト美少女ロボットアニメ、『クロスアンジュ』。 今作のOP「禁断のレジスタンス」は、主人公・アンジュを演じた水樹奈々による作詞である。今年3月に発売されたBD-BOXのブックレットによれば、彼女はこの歌詞にアンジュというキャラクターを象徴させたという。 私はわりと生真面目なタイプなので(笑)、斜に構えたような表現や、かっこつけた言葉はあまり使

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            • 2020年映画ベスト10+ワースト1

              今年はコロナでいろいろあったが、振り返ってみれば新作も全然充実してたと思う。特にランキングはつけず挙げていきます。 フォードVSフェラーリ 「速さへの渇望」を宗教的な解脱へ着地させるラストに虚をつかれた。そしてその境地についにたどり着けず、地上で生きていくしかない男女の悲哀が泣ける。 TENET ノーランはアホのくせに利口ぶってる感じが嫌だったのだが(『インターステラー』)、今回はついにアホが隠しきれず溢れ出していて、思いの外好きになってしまった。 鵞鳥湖の夜 ネ

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              • 新サクラ大戦 the Stage全通したので、溢れる愛憎をなぐり書く

                『新サクラ大戦 the Stage』、全9公演を全通しました。せっかくなので感想を残したいと思います。 なお私は1-V、新プレイ済のサクラ大戦ファンで、サクラ評論同人誌の編集なんかもしてます。が、基本的には2014年からハマった後追いで、リアルタイムで見た舞台は紐育の最終公演のみ。いわゆる2.5次元舞台とかもほとんど見てません。ゲーム版の推しは初穂です。 この舞台、個人的には愛憎半ばの感情を抱いています。以下、悪かったところと良かったところに分けて書きます。当然ネタバレあ

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                • 「強いヒロイン」のジレンマ 『ムーラン』アニメ&実写比較

                  とある事情で『ムーラン』実写版を観ねばならなくなったのだが、ちっちゃいパソコンのディスプレイで、4Kでもないのに、3000円も払わされることが耐え難かったので、少しでも元を取るためにnoteに感想を残すことにする。 アニメ版『ムーラン』はこう終わる。主人公のムーランは、フン族の侵略から見事皇帝の命を救う。その功績で、皇帝の側近になるように誘われる。彼女はそれを断り、故郷の家に戻る。戦いの中で出会った部隊長がムーランとの結婚を申し出る。ムーランは良い夫と幸せに暮らしました、め

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                  • もっとザラザラした荒野へ 『レッド』と後期ウィトゲンシュタイン

                    8/29追記:以下は大して調べ物をせずバッと書いた文章だったのだが(noteではだいたい思いつきをそのまま文章化してます)、書き終わってから山本直樹自身が私的言語と連合赤軍を関連づけて語っているインタビューを見つけて(いくらnoteだからってネット検索ぐらいしろ。はいすいません)、あながち的外れでもなかったなとホッとした。 以前『フィルカル』という雑誌で『論理哲学論考』特集があり、関連書籍を紹介する記事が掲載された。 私も山本直樹の『レッド』について書いた。連合赤軍のマン

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                    • ゴジラ対ランボー:『ランボー ラスト・ブラッド』

                      ランボーシリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』を観て気づいたのだが、ランボーとゴジラは似ている。どちらも、戦争のトラウマを背負いながら、戦場の地獄を戦後に再現する存在だ。 (画像は『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』) しばしば言われるように、ゴジラは核の恐怖、被曝国としての日本の苦い記憶を象徴した怪獣として見れる。ただ、ゴジラと核の関係には、相反する二つの側面がある。ひとつは、ゴジラが核実験で誕生した怪獣であり、核の被害者であるという側面。もうひとつは、

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                      • ゆで理論の二つの顔〜『キン肉マン』と「バカマンガ」〜

                        「バカマンガ」と「かしこマンガ」 岡田斗司夫が提唱した、「バカマンガ」というジャンルがある。「バカなマンガ」という意味ではない。 バカマンガっていうのは、強い奴は根性で立ち上がってくるっていうタイプの漫画ですね。かしこマンガっていうのは、勝つ奴には理由があるんだけれども、バカマンガっていうのはただ単に、負けて血塗れで、「フフフ、死んだか」って言うと、「待てや〜!」って起き上がってくるという。(TV番組『BSマンガ夜話』、『魁!男塾』の回より) つまり「バカマンガ」とは、「

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                        • 『サクラ大戦』の名台詞、「花見の準備」の元ネタは?

                          アドベンチャーゲームシリーズ『サクラ大戦』には、シリーズを通じて繰り返し登場する、「定番の選択肢」がある。一番有名なのは、ヒロインの風呂を覗く「体が勝手に……」だろう。二番目が「花見の準備」である。 各作品の第一話で、隊長が一番最初の出撃命令を下すシーン。「○○、出撃せよ!」とかっこよく叫べばいい。だが決まって、しょうもない選択肢が紛れ込んでくる。それが「花見の準備をせよ!」。 (画像は『サクラ大戦3』第一話より) 弊サークル「夜話.zip」が出した幻のC98新刊、『〈

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                          • イデオロギーを超えろ、友情パワー!––『キン肉マン』完璧超人始祖編

                            最近家にいる時間が増えたので、『キン肉マン』全70巻を一気読みしました。 今更ながらですが、面白かったです。特に、20年以上の中断を経た新シリーズ、完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編がすごい。すごいすごいと聞いてはいたが確かにすごかった。あまりにすごくて思いを吐き出したくなったので感想を書きます。 一見さんお断り、でもノスタルジーじゃない まず、完璧超人始祖編を象徴する画像から。 『キン肉マン』39巻より。 この画像を引用して『キン肉マン』を褒める記事を見て、先

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                            • 【新サクラ大戦レビュー】また歩き出すための完璧な一歩であり、 今はまだたったの一歩でしかない物語/赤野工作(模範的工作員同志)

                              弊サークル夜話.zipでは、幻のC98新刊として、サクラ大戦評論本『〈サクラ大戦の遊び方〉がわかる本』を刊行しています。 今回は同書の特集「賛否激突!『新サクラ大戦』クロスレビュー」より、作家・ゲームライターの赤野工作(模範的工作員同志)さんによる、『新サクラ大戦』のレビューを掲載します。 --------------  私も良い歳になったから流石に泣きまではしなかったが、望月あざみの生年月日を計算し、太正一五年五月一五日(一九二六年五月一五日)という日付を目にした時に

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                              • 【新サクラ大戦座談会】新サクラ≒スター・ウォーズEP7説

                                弊サークル夜話.zipでは、幻のC98新刊として、サクラ大戦評論本『〈サクラ大戦の遊び方〉がわかる本』を刊行しています。 今回は同書の特集「賛否激突!『新サクラ大戦』クロスレビュー」より、『新サクラ大戦』の全話レビュー座談会の一部を掲載します。 出席者紹介: 長門裕介(長):倫理学者。早稲田大学 人間科学部 非常勤講師。『フィルカル』『ユリイカ』などにも寄稿。 新野安(新):評論サークル夜話.zip同人。『〈サクラ大戦の遊び方〉がわかる本』編集。『ユリイカ』『マンガ論

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                                • お仕事依頼&執筆実績

                                  アニメ・マンガ・映画などについての記事執筆を行います。エロマンガ評論サークルをやっているのでエロマンガに特に強いですが、一般作についても書けます。 ご依頼はarano.iorin★じーめーる.com(カタカナを英語に、★を@にしてください)までお願いします。 以下、執筆実績です(自分のブログ記事は除く)。 「アイドル、スター、そして都市 『サクラ大戦』から見える風景」(ユリイカ 総特集アイドルアニメ 2016年) 「『忠臣蔵』と『神無月の巫女』――理解され得ない欲求、の

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                                  • 演劇は集団芸術ではないーー『アクタージュ』対『ガラスの仮面』

                                    ※これは2019/11/24に行われたイベント「第二十九回文学フリマ東京」にて、サークル「夜話.zip」で無料配布したペーパーの中から、新野安が書いた記事のみを転載したものです。 前回の記事の続き。 図:『ガラスの仮面』第5巻より、一人で舞台に立つ決意をするマヤ 今更ながら『アクタージュ』(単行本8巻まで)を読んだ。当たり前ながら面白い。特に『ガラスの仮面』ファンは読みながらニヤニヤしてしまうだろう。裏は取っていないが、作り手達が『ガラかめ』を研究したことはまず間違いない

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