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【必読】なぜ今、古着仕入れ中心なのか?その真実を説明します。

はじめに

近年、リユース市場が非常に盛り上がりを見せている日本で今一体何が起こっているのか?今回は特にアパレル業界におけるリユース市場の動向から古着ブームがきている理由と今後の展望について考察していこうと思います。

近年のリユース市場動向

「SDGs」「サスティナブル」日本でも環境へ配慮した取り組みが徐々に浸透し始めてきている現代で実は今リユース市場が急激な成長を遂げています。

なんと実に11年連続で市場は伸び続けており2022年でおよそ3兆円、2025年には3.5兆円にも迫る勢いと言われています。

(出典:リユース業界の市場規模推計2021(2020年版)

そんなリユース市場の中でも特に大きな市場カテゴリーなのが「衣類・服飾系」いわゆるアパレル商材になります。規模にして2022年で4000億円に伸びており順調に成長を続けているのです。

(出典:リユース業界の市場規模推計2021(2020年版)

なぜ、リユース市場がこれほどまでに伸びているのか?

キーワード①「2015年に開催された国連サミット」

15年の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として、30年までに達成を目指す17の目標が決まりました(SDGs)。これがリユースを世界的に後押しする大きなきっかけとなっています。

今では当たり前のように「サスティナブル」「SDGs」という言葉が飛び交っており環境に配慮したビジネス、サービスしか生き残れないそんな時代ともいえます。


キーワード②「古着=貧乏・汚いは勘違い???」

古着のイメージは年代によって大きくギャップが生まれています。特にZ世代やミレニアム世代にとって古着はオシャレの象徴でありクールなのです。

こうした誤解が生まれる理由として、「棄てられた服=古着」と思われがちですが、資源ゴミは繊維・衣類として分別回収されています。行政が回収した繊維・衣類は最も良質な古着は国内市場向け、まだ着られる古着は輸出向け、淡色の綿百%無地はウエス(機械用雑巾)向けなどかなり細かく分別されています。

"リユースされる古着は比較的綺麗である"という事なのです。


キーワード③「経済の停滞と上がらない勤労所得」

実は過去にも「古着ブーム」と呼ばれた時期が2002年〜2006年頃にかけてありました。その当時はリーマンショック前で景気も良い時期だったので今の古着ブームとは少し状況が異なると言われています。

さらにいうと輸入中古衣類が21年は11月までの累計で39.5%増と中古衣類輸入量が急増しており、このペースだと過去最高を更新する勢いです。

こうした状況を見ていくと所得がずっと横ばいな不景気が続く世の中という今の時代背景も古着ブームを加速させている大きな要因なのだと感じます。


今後の展望予測

古着はグローバル商材

古着は先進国から放出されて途上国へ流れていくグローバル商材で(中古車と似てますよね)、途上国に先進国の安くて良質な古着が流れ込むと現地の新品アパレルが駆逐され、アパレル産業が衰退してしまう。そんな例が少なくないから、ナイジェリアやベトナムなど古着の輸入を禁止したり厳しく制限している途上国もある。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/91483?page=2

今の日本経済を考えると低所得者層は増加してきており古着を輸入する途上国と変わらない状態が広がり続けているとも感じ取れます。

中古車市場から見る古着市場の可能性

今後を予測していく上で最大のリユース市場である中古車市場を参考に見ていくと可能性が見えてきます。

日本では年間の新車販売が500万台を割り込み、中古車は110万台が輸出され、380万台が国内で売れているから、新車と中古車は均衡してリユース率は100%近い。それは新車と中古車が1500万台で均衡している欧州も同様だ(米国と中国は事情が異なり均衡しない)。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/91483?page=6

衣料品のリユース率はまだ20%にも届かないが、自動車のように100%近くがリユースされるようになるかはともかく50%まで届けば、古着の市場規模は金額で3倍になる。

結論:リユース市場(古着)こそ今狙うべき市場である

▶︎今回の内容をまとめ

  • SDGsの流れを受けて国内リユース市場は急成長している。

  • リユース市場の中でもアパレル分野は4000億円と巨大な市場に成長してきている

  • これ迄の古着=汚いのイメージは過去の話であり状態はかなり綺麗になってきている

  • GDPの上がらない日本という現代が今の古着ブームを後押ししている

  • 中古車市場と比較してリユース率20%にも満たないポテンシャルを秘めた市場

以上を踏まえた上で、まずは古着への偏見を捨てて取り入れてみて頂くことを強くお勧めします。中古車を購入することに抵抗がない人が多いように今よりももっと古着を購入したい方は増え続けるはずです。

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