後藤正文という人間

 ASIAN KUNG-FU GENERATION(以下アジカン)のフロントマンである後藤正文は安倍、菅、東京五輪などの政治批判で様々な炎上を繰り返している。私は彼自体の音楽は好きなので、正直「勿体無いな」、「言わなければ良いのに」という気持ちだった。
 友達に誘われ、アジカンのライブに行ったのだが、曲を繋ぐいくつかのMCで気づきがあった。彼は「手を挙げているから盛り上っているとも思わないから、自由に踊ってくれていいよ」、「世界にはいろんな音楽があっていろんな良さがある」というように優しさや配慮、幅広い視野を感じられた。常に色んなことを考えている人なんだなと思った。メディアに取り上げられるのは人が食いつきやすい悪評ばかり、悪い噂ばかり。世に物議を醸すような考えもあるがそれも含めの後藤正文です。考えたいように考えて、発信したいように発信して、奏でたいように奏でる彼のスタンスが私は好きです。
 彼のエッセイも買ってみようかと思った。

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