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ムーブメントトレーニングを積極的に取り入れてくれていた高校バスケ部のお話①

こんにちは!

ストレングス&コンディショニングコーチでありムーブメントコーチの山越です!

今回は過去の指導校のお話をしようと思います。

その高校では、監督がとっても、とーーーってもムーブメントトレーニングに理解のある方で僕の当時持っていたリソースをフルで注ぎ込めていたチームでした。

その高校に僕が指導させていただいた間の成果などを書いてみたいと思います。

※普段のチーム練習をしっかり、ハードに取り組んだが故のチームの結果です。僕のムーブメントトレーニング指導の貢献度は10%、だいぶ過大評価して30%ですので(自己申告)、基本は監督の厳しい練習に選手たちが真面目に一生懸命取り組んだ結果だということをお忘れないように願います。


神奈川のとある県立高校での指導依頼


前回の記事で、インターン先の社会人アメリカンフットボールのチームで師匠の朝倉さんと出会い、感銘を受けて、ムーブメントトレーニングを学ぼう!と決意したことを書きました。

そんなある日、仲良くさせていただいていた先輩のストレングス&コンディショニングコーチ(以降S&Cコーチ)の方から連絡がありました。

「今指導に行っている高校バスケ部なんだけど、トレーニング指導してみない?」

といった感じに。

その先輩が、他競技のトップリーグのフルタイムのS&Cコーチの仕事をいただいたとのことで、高校のトレーニング指導の継続が難しくなったとのこと。

その先輩も師匠の朝倉さんとだいぶ仲が良く、その高校でもムーブメントトレーニングを指導していて、そのトレーニングを先方の監督はいたく気に入っているとのこと。

代わりのS&Cコーチを探すにあたり、バスケ経験者でムーブメントトレーニングを指導できる人がいいとのことで僕が候補に上がったそうです。

元々、この業界にはバスケ部のトレーニング指導をしたいということで入ったのでこれは願っていもいないチャンスでした。

(多分ほぼ)即決でイエスといい、引き継ぎのために一度その先輩の指導の日にお邪魔させていただくことになりました。

高校生に指導したかった


そもそも、僕がトレーナー、そしてS&Cコーチになりたいと思ったきっかけは高校時代の怪我です。

それについてはこちらのシリーズをお読みください。


やっぱり原点は高校の部活にありました。

もっというとスポーツを始めた小学生の頃から悶々としたものはあったと思いますが、明確に「上手くなりたい。でも方法が分からない。」「なんで上手くできないんだろう。」というのを感じていたのは高校生からです。

それが怪我をきっかけに選手をサポートする仕事、というのに興味を持ったのです。

同時に、そういう想いを抱いている選手たちを助けたいと思ったのです。

そのきっかけをくれたのが高校時代だったので、なんとなく高校の部活を見れたらな、という気持ちがずーっとありました。

それが叶う。

叶うかも?

期待に胸をパンプさせ、先輩と共にその高校に行きました。

そこで監督の先生に挨拶。

優しさと厳しさを兼ね備えた先生でした。

雰囲気にちょっと圧倒されましたね。本性はとてもビビリなので(笑)

そして、コートに入りました。

高校生の元気な、ちょっとヤンチャすぎる挨拶。

数年前の自分ってこんなだったっけ?て思うくらいのパワーでした。

先輩S&Cが指導に行く日は基本練習時間全てが先輩に割り当てられます。

およそ、2時間ですね。

そんなにもストレングスコーチのセッションに使わせてくれるんだ、って思いました。

先輩S&Cのセッションが始まる


先輩のセッションが始まりました。

男女一緒の指導でした。

この日はコート上でのセッション。

覚えている限りでは

・パワーポジションの取り方
・横の移動

についてやっていたと思います。

このチームの監督も例に漏れず、基礎をとても重要視していました。

その中でもパワーポジション=バスケではトリプルスレットポジション=バスケットの基本姿勢を取れるようにすることに重きを置いていました。

となってくると、股関節・脊柱・肩甲骨が動かなくてはいけないのでS&Cコーチができることが実がとても多いのです。

この日の先輩の指導の中でも、パワーポジションの練習に割いていた時間は多かったように思います。

やはり、上手い選手ほど基本がしっかりできている。

だからこそ、勝つために、一人一人の実力を上げるためにも基礎に徹底的にこだわっていました。

先生の問いかけ

先輩のセッションの最後はコンディショニング=ラントレでした。

その最中、見学していた僕に監督が声をかけてきました。

「(ある女子選手を指差して)この選手、脚が脚が速くはないと思うのだけれども、速くするにはどうしたらいい?」

と問いかけてきました。

その時の僕が何を答えたかははっきり覚えていないものの「マーチとスキップをやって。。。」などとよく分からないことを言っていました。

まだまだ幼く、頭が硬かったのでしょうね。

イマオモイカエシテモハズカシイ

でも、このように分からないことを素直に分からないと認め、持論も持ちつつ、僕らS&Cコーチに聞いてくれる監督の姿勢はとてもありがたく、一緒に仕事がしやすかったです。

練習が終わり、監督と先輩と一緒に居酒屋に行きました。

そこで監督の話を聞いて、僕も当時は若く、とにかく高校生にトレーニング指導がしたかったので

「お金は要らないからたくさん指導に行かせてほしい!」

とお願いしたのを覚えています。

公立の高校で、県から外部指導者に払える額が決まっていたので、もしたくさん回数行けば行くほど一回あたりの単価は下がります。

でも、そんなことはお構いなかったのです。

とにかく指導したい!

そんな気持ちを監督にぶつけていました。

先輩と監督に、「そんなに来なくてもいいよ」とは止められましたが(笑)

こうして、僕はこの高校にS&Cコーチといて指導に行くことが決まりました。

実際に僕がいってからのことに関してはまた後日書きます。

では。

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