【アートプロジェクトの中の人】レストラン経営者 新井有佐 @Artist Collective Fuchu [ACF]
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【アートプロジェクトの中の人】レストラン経営者 新井有佐 @Artist Collective Fuchu [ACF]

私は自分が関係しているアートプロジェクトのことを人に説明するときに、そのプロジェクトの概要と合わせて、どんな人たちがやっているのかを紹介していることに気づきました。
どんな人たち=事務局の人たちとのやりとりについて、ここでは書いていこうと思います!

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ロゴデザイン:吉澤直希

アートプロジェクト「Artist Collective Fuchu [ACF]」(以下ACF)は、東京アートポイント計画事業の一環で2018年から始まりました。
東京都府中市とその周辺地域を中心に「アーティストにとって住みよいまち」ひいては市民の自由で活発な「だれもが表現できるまち」を目指すプロジェクトです。

プロジェクトを運営する事務局は新井有佐さん(レストラン経営者、ACF事務局長)・宮川亜弓さん(珈琲店店長、舞台俳優、ACF事務局進行管理担当)・平田誠さん(ACFラジオ事業担当)の3人。さらに現代アーティスト・映像作家・彫刻家・デザイナー・会社員・主婦・学生など幅広い方々がプロジェクトに関わっています。

今回はそんなACFメンバーの1人、事務局長の新井さんを紹介したいと思います!

三足のわらじの新井さん

新井さんを一言で表すとすれば、正に〝三足のわらじ〟でしょう。

・レストラン経営者:家業であるレストランのオーナーです。
・お母さん:二児の母でもあります。
・ACF事務局長:アートプロジェクトACF内のまとめ役!経理からメンバーとの調整、プレゼンまで全体を統括しています。

3つの役割=わらじをタフに履き潰す勢いの新井さん。
先述したようにACFではアーティストから学生・会社員・主婦など様々な人が運営に参加しています。
そんな多彩な人々と共にプロジェクトを運営するためには、新井さんのように三足のわらじ=多面的な目線を持った人物が重要なハブ役になっていると感じます。
レストランのオーナーとしての目線、母としての目線、そしてアートプロジェクトの運営者としての目線、その全てを通して人々と向き合うことで多彩な意見や意識を逃すことなく掬い上げることができるのです。

次世代が、原動力

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そんな多忙な毎日を送る新井さんの姿を見て、私のなかで疑問が生まれました。アートプロジェクトを続ける原動力は何なのか。私は新井さんに聞いてみました。
すると新井さんは「そもそもアートに意味はないよ、無駄なモノだよ」と言ったのです。そして「アートは鑑賞するものではなく、表現するもの」という続きの言葉に、私はACFのプログラムに通ずるものを感じました。

新井さんは若い頃にインドネシアで現地の人々と交流し、そして府中に戻ってからはアーティストたちと触れ合ってきました。その中で新井さんはアートは「思考の一つの仕方」であり、人は表現することを通して、意見や主張を共有することができるという考えに至ったのです。

だからこそACFのプログラムの根底には、他者の思考を尊重し触れることの大切さがベースにあります。2020年度は大人はもちろん、子供たちに経験してもらうことに焦点を当てた長期的なプロジェクトを計画し始めました。ACFのアートプロジェクトを通して、さまざまな人・場所・考えに触れる環境があることで、そこにいる子供たちも自分なりの答えを出せる子になってほしいという想いがあります。

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たとえば、ACFのサロンプログラム『null -自由な場所とアートなこと- 』。参加者たちがテーマにまつわるものを持ちより、自身がそれをどう捉えているのかについて話します。

そんな風景を見るのは、子供たち。
自由に発言したり行動する大人の姿を通して、子供たちは自分なりの色を出してもいいと思えるようになるのではないでしょうか。
自由に発言ができる。自由に行動することができる。自尊心を持った人間が育つことが、重要なのです。



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この街がすき

ありがとうございます!!!!!
アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー。「Artist Collective Fuchu[ACF]」「東京で(国)境をこえる」「ジムジム会」を担当。ホワイトキューブにブランコを、まちにアートプロジェクトを。