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シン・短歌レッスン

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2023年6月の記事一覧

シン・短歌レッス73

シン・短歌レッス73

今日の一句

ムクゲ。そうだ芙蓉とムクゲは似ているが夏芙蓉って、もしかしてムクゲのことかもしれない。夏芙蓉という種はないのだが中上健次の小説で印象的に取り上げられている。架空の花なんだけど、こういうのは面白いな。実際にない花を想像する。例えば冬紫陽花とか。

あと大江健三郎の「アナベル・リイ」のイメージしている花は「ノリウツギ」じゃないかと思う。家で薔薇には見向きもしないが「ノリウツギ」は目に止め

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シン・短歌レッス72

シン・短歌レッス72

今日の一句

見たこともない花。いったいこの世界にはどんだけ知らない花があるのだろう。グーグル検索したら「グレビレアジョンソン」とか長い名前。正式にはグレビアジョンエバンス。人の名前だってこんな長いのは覚えられん。

改良品種の花だ。新種が園芸で多様に作られるがほとんどは消えていくのではないかな。そうだアジサイも改良品種の花だった。日本に本来あったのは山紫陽花で額紫陽花のような目立たない花だった。

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シン・短歌レッス71

シン・短歌レッス71

今日の一句

再び梔子。けっこう気に入っているのだ。梔子の俳句は作れなかったから。

歌からのイメージなんだがイマイチだ。

これでいいか?川柳だな。

うたの日

お題「蛙」。
『百人一首』は

♪一つだった。なんか低調だ。投票しても反映されないし。なんかこのパターンが奈落だった。

小野小町の和歌

夢の歌二首目である。なんか可愛いな。最初は思春期頃だと思ったのにこの歌はもっと幼いような気がす

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シン・短歌レッス70

シン・短歌レッス70

今日の一句

再び川蜻蛉。川蜻蛉いいよね。その繊細さと儚さが。ウスバカゲロウみたいで。陽炎で詠めばいいのか?季重なりになるか?

陽炎だと春の季語で蜉蝣だと秋の季語になるという俳句のおもしろさ。カゲロウだからどっちつかずの夏の季語になる?

うたの日

お題「デニム」。
『百人一首』は

ジーンズの島に行ったときの想い出。どんまいだった。投票したのにな。どんまいは変わらないか?まあ、わからんと思う

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シン・短歌レッス69

シン・短歌レッス69

今日の一句

あざみが最近好きな花になりつつある。『らんまん』でも「あざみ」が取り上げられていた。まあ、自分のイメージは中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」だが。

https://youtu.be/QH-0bUJ-PEo

薊は春の季語だなんて。夏は夏薊。

棘で出来ないと思ったのだが、「日常」を変えたほうがいいか?今日は泉鏡花のコトバを借りよう。

うたの日

お題「鯉」。これも泉鏡花で使える。

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シン・短歌レッス68

シン・短歌レッス68

今日の一句

紫陽花と曇り空の写真は撮り飽きた。でも紫陽花の俳句はちっとも出来ない気がする。今日こそは傑作を作ろうと思う。俳句人生をかけた傑作というのを、ほんとかいな。やる気だけは満々。

先日の



はいいと思うのに、それがどうしてこうなってしまったのだろう。

凡人脱出を狙うのはいいかもしれないが、わざわざ狂人の句にする必要もないだろう。いくらゴッホが好きだって。もっと違う風に詠めないか?

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シン・短歌レッス67

シン・短歌レッス67

今日の一句

額紫陽花と山紫陽花は違うという話。日本に古来からあるのは額紫陽花でまた改良種として本紫陽花がある。山紫陽花は亜流だという話で混乱する。紫陽花は紫陽花だ。まあ額紫陽花は額紫陽花の方がいいのか?今日の一句。

額紫陽花に「額の花」というのもあった。

印象派を変える。絵の具、クレパス、クレヨン

ゴッホの紫陽花は黄色いか?

うたの日

お題「時」。「百人一首」本歌二十六番。

難しいな

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シン・短歌レッス66

シン・短歌レッス66

今日の一句

苺は今の季節か?温室栽培で出回るからクリスマスのショートケーキのイメージから春の感じだが、食用とされるのはオランダイチゴで、路地ものの日本に本来あるものは今頃なのだろう。食べるというより鑑賞用。

「楽しき日々」じゃなく「楽しき日」だ。でもこれは凡人。「通り過ぎたる」を比喩的に語ると時計か?時計で詠むと

「時代」を他の三文字コトバに変える。期待、ガタイ、浮かばん。浮き輪とか。これが

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シン・短歌レッス65

シン・短歌レッス65

今日の一句

消防車が洗車される豪雨明けの午後。豪雨は季語ではないような、出水か?今日の一句。

「うたの日」

お題は「六」だった。6月ということか?今日の「百人一首」は、

口語と古語がめちゃくちゃだった。口語体だな。

「うき」と雨季の掛詞。♪二つだ。「6月」は「六月」にするべきだった。まあ、こんなもんか。でも完成されていない書き掛けの歌も♪4つもあるのに、僻んじゃうよね。向こうは初めての人

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シン・短歌レッス64

シン・短歌レッス64

今日の一句

ピンクの紫陽花。土壌がアルカリ性だとピンクになるそうだが、種類によっても酸性の影響を受けにくい紫陽花はピンクになるらしい。アナベルという種類。大江健三郎に『美しいアナベル・リイ』という小説があるが何か関係があるのだろうか?正式タイトルは『﨟たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』「﨟たし(ろうたし)」が読めないし古文みたいな?調べたらアナベルの俳句はあった。

白いアナベルの俳句は

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シン・短歌レッス63

シン・短歌レッス63

今日の一句

ユスラウメ。初めて見たような赤い実。食べられるそうである。山桜桃と書く。花だと晩春で実だと夏の季語。山桜桃だと「ゆすら」と読ませることも。

人んちの庭にあってもつまみたくなる赤い実。やる気が出ない。

現代俳句(杉田久女)

川名大『現代俳句上』で虚子の次が杉田久女。なんで?と思うのも女性で、女性俳人なら4Tがいるのに、それより杉田久女なのである。なんだろう話題性かな。松本清張『菊

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