読書録📚Dark Horse他3冊

簡単読書録
(★)はもう一度読みたい

①Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代(★) トッド・ローズ

一見型破りかと思えるダークホース(穴馬)的な成功は、今後はスタンダードになるという話。
すべてのダークホース的成功者に共通しているのは「充足感の追求
「好きなこと」「小さなモチベーション」を求めていった先に成功がある。
他者の成功や模範的とされるルートを辿っても自分の成功はそこにはない。
目的地は決めずに自分の好きなことをただ気の赴くままに、成功者エピソードから勇気をもらえ、読めば読むほどワクワクするおすすめ本です。

実践メモ
普段の生活のなかで「つまらなそう」「楽しそう」など、勝手に他者をジャッジしてしまう場面を活用すると自分オリジナルの「小さなモチベーション」を発掘できる。小さなモチベーションが組み合わさると、その先に最高の充足感が待っている!

②反教育論 猿の思考から超猿の思考へ 泉谷閑示

「普通がいい」という病から6年後の発刊。
今度は日本の標準化教育や誤謬を振りかざす親たちに、かなりの切れ味で切り込んでいます。
高度経済成長時代から受け継がれる、「良い学習環境」の押し付け。他人事に思えず危機感を感じた箇所↓

高度経済成長の「お祭り騒ぎ」のあとに残ったのは「諦めと妥協の哲学」。
「世俗的成功」に目を奪われて夫は社畜化し、妻はそのフラストレーションを代償しようと我が子を囲い込み、株券のごとき投資対象として芸や勉強を叩き込み、寂しさを埋めてくれるペット代わりに溺愛したのである。

もし真に子どもにとって「良い環境」があるとすれば、それは、子どもに自分の人生のツケを回したり夢を託したりせず、愚直に自分自身の生を求めて生きる大人が身近にいるということ。
つまり、親とか教師といった役割に閉じ込められたり、それを言い訳にしたりせず生きる、一人の人間としての大人の存在なのである。

ダークホースではないですが、自分の人生に目が行かないと、子どもで充足感を得ようとしてしまうんだろうな。
また、今も昔と変わらぬ標準化(集団生活、平均化)教育で、私みたいな「好きなことってなんだろう‥」と骨抜き人間の再生産になりはしないだろうかと不安になりました。

ダークホース的成功においても、標準化思考(「普通」の道を外れず目的地を目指す思考)は最適な選択をミスリードするようで‥。

極端な話、学校行かせないほうがいいのかも!?←この姿勢こそが子どもへの課題介入

自己把握、言語化能力、思考体力、大事だなと思いました。

③10年後の仕事図鑑 堀江貴文 落合陽一

結論、稼げる趣味があるもん勝ち。という話ですね。最近、どの本も同じことを書いてるような気がします。稼げるかなんて気にせず、好きなことをとことん追求せよ!と。
自分の仕事はなくなる仕事に載っていたわけですが、危機感はなく、むしろ伸びしろを感じワクワクしました。
AI大歓迎。せっかく仕事をするなら、自分にしかできない思考の比率を高めていこう!←その前にAI活用法を考えるべし
私の仕事はどうなの?と、気になった方ぜひ読んでみてください。

④見るだけでわかる! ビジネス書図鑑 グロービス

Kindle Unlimitedで読めるようです。
個人の生き方や企業・組織の本質、これからの未来予測まで、超名著35冊を取り上げ、良質な本質抽出とゆるかわいいイラストで解説されています。
荒木さんのイラストのキャラ、見れば見るほど親しみが湧いてくる。
ほんと読書って、時代と読み手に合わせなければ、まったく意味のない時間になりかねないなと、思う。名著だからといって鵜呑みにせず、素直に受け入れつつも懐疑的に読みたい(それが難しい)。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?