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帰るのイヤ〜!子どものイヤイヤ期で すぐに・簡単に・さくっと使える対応法5つ

今回は、子どもがイヤイヤしたら、すぐに・簡単に・さくっと導ける具体的方法をシェアします。あまりにひょいひょい導かれてしまって親がぷっ!って吹き出しちゃうかもしれません。

では早速行きます!

◆さくっと導く方法 その1 カウントの術

「帰ろうね!」など数回言って行動が切り替われない場合、「じゃあ。3つのうちにしようね!」といって「イーチ、ニー、さん!」と子どもの動きのペースに合わせて行動の切り替えが3(最後の番号)までに
終われるように言って促します。

◆さくっと導く方法 その2 競争させる術

これは、相手がいようがいまいが関係なく、「自分は一番!」を意識させることで行動を促す方法です。

席についてほしいのに離れて遊んでいる時など、「誰が一番に席につけるかなー?!」と言って速さを競わせます。

「一番早く片付けられるの誰かなー」「全部食べられるの誰かなー」など、
すぐに切り替えてちゃんとしてもらいたい様々な状況に応用してやってみてください。1歳後半から2歳代で(男児は4-5歳まで)特に有効な方法です。

この術もいつも引き出しから使えるようにしておくと便利です。
上手く導けると、お子さんの様子が、愛らしく笑えますので、楽しんで使ってみてください。

◆さくっと導く方法 その3 取引をする術

食事中に立ち歩きをしたり、テーブルによじ登ろうとする場合に、
「座ったら、これあげるよ」とそれができたら好きな食べ物をあげる、というような「●したら△してあげる・あげる」という、ご褒美への条件を提示して行動を促す方法です。

運営していた乳幼児教室(英語の音楽レッスン)のレッスンでも、「座ったら、スティック(リズムを取る小道具の棒)が貰えるよ、立ってもいいけど、立ったら、スティックはお預かりね!」という対応を毎回レッスンでママやパパに、ルール通りに淡々と繰り返していただくことで、スティックを使うときは、座る、という習慣がついてゆきました。

スティック、危ないですからね。刺しどころが悪ければ、一瞬で失明する可能性だってあります。

最初は、立つと大好きなスティックを預けなければいけないし、だけど立ち歩きたいので、大泣きをするお子さんも少なくないですが、毅然とした講師の監督の下(笑)、ママやパパが淡々と冷静にそれを繰り返してくださっているうちに、殆どのお子さんが、座って笑顔でスティックを使って楽しめるようになります。

勿論、座って使えると周りのみんなからもとても褒めて貰えるのを、最初はモチベーションに使っています。

このお子さん達の「できる」変化をみていると、お子さんは、環境を整えてあげるとちゃんとできる能力を持っているのに、お子さんのできる能力を、大人が整える環境次第では、奪ってしまってはいないか、と立ち返えり、襟を正す思いでした。

何かを我慢した交換条件として、自分の欲しいものが貰える、というのは、
特に、目の前のものに対して、自分の気持ちを制御してほしい時に、効果がありますので、ぜひ、お試しください。

◆さくっと導く方法 その4 繰り返しの術

壊れたレコード(って、ご存知でしょうか、笑)のように、何かしてほしい行動があるときに、子どもに穏やかに近づいて、静かなトーンで淡々と指示のセンテンスを、何回も繰り返し言ってゆく技になります。

子どもは、1回の指示でできることはごく稀なので、指示は子どもが行動を始めるまで、何回でも、100回でも、繰り返す必要があると念頭に置きながら行いましょう。

指示に従ってくれた回数が、そのお子さんがしてほしい行動をしてくれるのに必要な回数です。

100回繰り返すと、どんなお子さんでも指示に従ってくれるという未確認情報もありますので、100回までは諦めずに繰り返すつもりで行ってみてください。笑

例えば、ご飯の時間なのに、子どもがいつまでも遊びを止めようとしない場合に、

母 :ご飯だよ、椅子に座ろうね。
子ども :(無視)
母 :椅子に座ろうね。
子ども :(無視)

それでも子どもが行動しなかったら、また、以下を繰り返します。

母 :椅子に座ろうね。

これを子どもが行動を起こすまで何回も繰り返し言います。

子ども :もう、何度も言わないで。座るよ。
母 :椅子に座ろうね。
子ども :(椅子に座る)
母 :座れたね! よく座れたね! 今日は3回で座れたね!

と、最後に座れたことを褒めてあげます。
改善しているようなら、少ない回数でできたことも合わせて褒めます。

この間にも、少しでも椅子に座ろうとする素振りがあれば、
または、褒められる行動の動きがあれば、いつでも褒めます。

感情を込めずに、普通に喋っているときのように、冷静に話します。
無表情で、淡々と言います。お子さんが何を言っても、それを行動するまで、何度でも言い続けます。

この方法も、なぜか行動してくれるので、あなた的には、内心、吹き出しそうになることもあるかもしれません。

でもそこで笑うと失敗します。笑 ぜひ、淡々と、壊れたレコードのように言い続けてください。これは、実は、我が家でもおきまりの手法だったもので、4-5回言った頃に、我が子はいつも笑い出しました。(当時4歳)

でも何度も言われるのがイヤなので、笑いながらも「わかったよ」と指示に従ってくれました。結構効き目がありますので、笑いをこらえてしてみてください。
楽しいです。

◆さくっと導く方法 その5 予告する術

あなたがしてほしい行動があるときに、これを使うことで、お子さん的にその行動の先の見通しが立つので、安心して行動しやすくなります。

比較的すんなり従ってくれる対応法ですので、これも効き目を楽しんでみてください。

こちらも毅然とした態度で取りかかりましょう!

例えば、家に帰りたいのに、いつまでも外で遊んでいる場合などにぴったりです。

あなたの「もう帰るよー」に子どもがイヤイヤしてきたら、「じゃあ、あと10分ね」「あともう1回ね!」 と、こちらから見通しある期限をつけてあげます。

そうすると、あなたもびっくり、「うん! わかった!」とすんなり切り替えてくれることが多いです。

この時期のお子さんは、時間の概念がまだ成熟していないので、「あと10分ね」と言ってから、実際は、その5分後に、「さあ、10分たったから帰ろう! 約束したものね!」というように催促すれば、実際は5分しかたっていなくても、納得してついてきてくれたりします。

(子ども達、ごめんね!苦笑)

ということで、まだまだあなたの方がウワテですね!子どもの純粋で愛らしい反応に、あなたはおかしくて吹き出しちゃったりするかもしれません。

保育園の先生なども、その経験から、この方法をよく使っているのではないでしょうか。

ただ、4-5歳ぐらいになると、時間の概念の理解が早い子では、次第にその手が使えなくなる場合もあります。その時は、「時計の長い針が3のところにきたら帰ろうね! 」という促し方も効果的です。長い針が2から3だったら、5分で済みますから!笑

さらに、この対応法は、子どもが、何かを何度もせがんできて、
もう終わりにしてほしいときにも効き目があります。

私の教室の音楽レッスンでは、毎回、ハローソングやグッバイソングの
最後のフィニッシュのところで、おきまりのポーズとして、
両手で床をバンバン叩いたあとヒューッ! とバンザイをします。
(想像できなかったらごめんなさい!笑)

ご参考まで、以下でその様子を確認できます。笑 運営していた乳幼児教室の一つ英語の音楽教室の「ヒューッ!」笑

https://youtu.be/lZ2El1cUm2k

そのバー、ヒューッ! というのが楽しくて、もう1回! もう1回! と、数人のお子さんが何度もせがんでくることがあります。

そういったときは、何度かやって、4回目ぐらいに、「あと1回ね」「これで最後ね!」とあらかじめ予告してあげます。

そうすると、「これが最後か!」と理解できて、すんなりそれを受け入れてくれて終われます。あと1回、あと5分、という対応をぜひ使ってみてください。そして、切り替われたときは、いつも、褒めてあげましょう!

いかがでしたか?

それぞれに補足したい詳細や周辺知識は、たくさんありますが、この文章力でスカラ、なるべくシンプルに読みやすくするために割愛しました。

イヤイヤ行動のすぐに使える対応法、今回のようなバラで使える技もそれ以外に何にでも有効な骨格になる導き方などもあります。今回は、このくらいにしておきます。

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