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きょうだいたちと晩餐
きょうだいたちを並べた。4人。
彼らは、いわゆることが一度以上何かあった人たちだ。
それぞれに終わっているから、欲の灯った目で私を追う人もいない。うっすら、この中に兄弟がいることぐらいわかっているはずだが、そんな話題は出てこない。今更、なのだ。彼らにとっても私にとっても。欲しくて欲しくて仕方なかったのに、つまみ食いしてしまった瞬間にやっぱやめとこう、となる。食欲って不思議なものだなあとしみじみと
ないない、もうアラサーやぞ
「あれ、そんなだっけ?」
ん?
「え、だって、こんなにテキパキしゃべる感じ、見たことなくて。」
まただ。ときおり指摘されるこの性格に、だいぶ飽き飽きしている。どうせ、思った感じと違う、と言いたいのだろう。このあとの展開は見えてて、癒やし系の子だとおもったのに、とか何とか言われて、フェードアウトになるのだ。出会ったときにほわほわしてたら、なぜ最後までほわほわしてなきゃいけないのだ。もうアラサーやぞ