セフレに向かって大泣きした話
今年の目標を早速1つ叶えた。人前で大泣きする、ということ。
子供の頃から、もともと、大泣きする方ではなかった。母に叱られたとき、「泣いてはいけない、お姉ちゃんなのだから」そう思った記憶が鮮明にある。泣くまいと奥歯を噛んだら、唇が震える。唇を震えさせまいと頬を固める、しかめ面にする。そんな顔を見て、母は笑った。
「ぶっさいく。泣きそうな顔をしてる時点で泣いてるのと同じ。」
そして、結局その言葉で泣いてしまうのだった。歪んだ顔は、たしかに不細工だったに違いない。
こっそり泣く大