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エッセイ | 寝かせたり太鼓叩いたり

わたしはnoteに、毎日かならずなにか投稿しているようで、実はしていない。
だから、たまにnoteから

「4日連続で投稿!スゴイです!」

みたいなお知らせをもらう。
それを見た時は「😄」こういう顔になる。




少し前に貴志祐介さんのエンタテインメントの作り方という本を図書館で見つけて読んだ。


わたしのような創作初心者にはとてもためになる内容だった。
読んで得する情報がありすぎてここでは言えない。(お決まりのパターン)

こういう本を読んでいると、読み進めるごとに実践したくなってしまうから、貸出期間の2週間では読み切らなかった。(言い訳)
さらに2週間延長して借りたのに、結局数ページ残して返すことになった。
こういう(数ページ残すとか)気持ち悪いことを平気でしてしまう自分にびっくりだけど、次図書館に行った時に残りのページを読むつもりだから別にいい。

(ここからは、長く物を書いている方にとっては初歩的なことすぎて読む価値は無いかもしれないけれど、最近なにか書き始めたり、これから物語を書いてみたいという方と共有したい内容です)

・・

この本から、小説の書き方として、プロットに手間を惜しまず、複数の選択肢を吟味する、という教えをいただいた。にもかかわらず、わたしはプロットをしっかり組んでから書き始める方法がまだまだ馴染まないので、手始めに、“書いた後に組み立て直す” というやり方を取り入れることにした。直感的に書いたものに、後付で意味を持たせる感じ。

noteで書く短編で言えば、わたしの場合だいたい2000字なので、それをノープランで書き終えてからの作業になる。
書き終えた物語から「冒頭」「クライマックス」「結末」がどこに当たるのかを見つける。それを一本の幹にして、そこからどのような枝葉を広げ、花を咲かせるかを考える(貴志さんの表現をお借りしています)。そうして、すでに書いたものをこれらに当てはめていくと、幹になる3つのポイントとのつながりや、花(山場)が地味すぎる、などの欠点に気付くことが出来て、書き直しをしやすい。

ごちゃごちゃと書いたけれど、要は自分の作品を客観的に見ることの大切さだった。数日寝かせたり、推敲に推敲を重ねたり。たまにはプリントアウトして読んでみるとか。(紙にして確かめることが良いというのは、読み途中の中村文則さんの本にも書いてあった)

未完成の作品がそのとき手元にひとつしかないと、どうしても気になっていじってしまう。作品を寝かせるためには、わたし自身がそれを書いたことを忘れるのがいい。だから最近はnoteに投稿する以外にもどんどん書いている。


どんどん。
どんどん。

ドンドコ┗('ω')┛ドンドコ🥁



※この学びを活かして書いた最近の作品は
短編小説「ダンサー」や短編小説「リリー」でした。




#エッセイ

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