日記 | 星の王子さま
「星の王子さま」を初めて読んだ。
もう何度もnoteではカミングアウトしているのでいまさら恥ずかしくはないけれど、本を読むことが好きな人が、当然のように読んできているものを、私は読んでいない。
『数年前に海外から日本にやってきたアラフォー』という設定で生きているから何も恥ずかしくない。まだ、読んでいないということだから。
「これを読むと良いよ」というものを、勧められるまま、これから読んでいけばいい。
なぜ私は星の王子さまを読んだのか。
先日紙のノートに書き綴った、3300字の小説を、1800字にまで減らして(原稿用紙5枚に収まるように)、知人に読んでもらった。
そうしたら「星の王子さまみたいだったよ」という(大変気遣いのある)感想をもらった。
ありがとう~、と言いながら、星の王子さまを知らない(滝汗)。
「星の王子さま」を読んで、あることに気づく。
今から20年前、海外研修と銘打った専門学校の海外旅行に、日々稼いだバイト代を注ぎ込んで堂々と参加した。
そうして現地で、友人たちが高級ブランド店を回る中、私は憧れのパリで単独行動をした。そして謎に太いベルトと、一冊の絵本を買った。
この絵本を買った時、どうしてか私は、これを「星の王子さま」だと思いこんだ。
そして今日、とうとう「星の王子さま」を読み終えて、改めて絵本を開いてみた。
(ちなみに、文字はない)
全然違った。
そもそもこの絵本のタイトル、
「L'etoile tombee du ciel」は、20年間調べずにいたけど、今日翻訳機能で調べたら(空から落ちた星)だった。
「星の王子さま」ではなかった。
だけどもう、どうでもいい。
大切なものは目には見えないって、王子さまが教えてくれたから。
(無理やり)
°・*:.。.☆
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