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高波碧 / 日比野京
2024年1月6日 22:30
白馬の裾野で見た朝日のドラマチックな眩しさときらめきが瞼の裏からいつになっても消えないものだから、それを文学に昇華せずにはいられなくなって書いた短文。日比野京という名義で書いた『鷺』という小説の第一章の一セクションにあたる。「黎明の眩しさ」というもの以上の至福を僕は知らない。壮大なオーケストラの音楽に象徴されるような響きの奢侈も、ビートルズやディランなどが聴かれたあの微熱と昂奮であふれた70年
2023年8月11日 16:03
人が自らの行動を自由に決めることができたとしたら、一体、人々はどのような尺度で持ってそれを決定していくのだろうか。ある人は「正/邪」という対語における「正」の方を選ぶという。またある人は「愛/孤独」という対語における「愛」の方を選ぶという。またある人は「正義/不義」という対語における「正義」の方を選ぶという。なるほど、どれも立派なものだ。けれども困ったことに、僕にはそういった克明な形での尺度という