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【偏差値の使い方】学校の面談がおかしい?学校の偏差値計算を考えてみた(参考書の選び方~番外編~)

◯3行でこの記事について

・Twitterのあやふやな”おすすめ参考書”情報に危機感を感じてこの記事を書き始めました。
・学校の科目毎の偏差値を計算し「参考書を買う必要があるのか?」も考えてほしい。
・参考書の選び方に偏差値を有効に活用してほしい

<偏差値は難しい?>

それで今日は参考書の選び方、番外編‼︎
[偏差値の使い方]
みんなわかってるようでわかってない偏差値。

「難しい計算はいや!!」
と話し出す前から否定の声が聞こえそうですが、

これを

なんとなく、
でも
しっかり、

おおすみ式偏差値の計算法(めっちゃザックリ)で活用していきましょう!
(数学担当の先生方、事前に謝っておきます。
皆様が正しい偏差というものは説明してくださると信じています。)

<学校も日々進化している>

さて、
「学校なんてあてにならん」
「受験に塾は絶対必要」

こういう意見を聞くと複雑な気持ちになります。

ただ、実際学校の先生たちの労働量は膨大で、
もっと分業が進めばいいと思います。

しかし、皆さんに問いたいのは

『学校はあてにならんくても
あてになる先生は本当にいないの?』

『確かに、去年まではダメでも、
先生たちも努力してくれていて、
今年からよくならない?』

そんなパターンも多々ありますの。

難しい状況で頑張ってる先生。
ダメな状況から改善を始めている学校。

そんな個々の動きをどう判断できるでしょうか。

今回はだいいいいいいいいいぶザックリ版で説明しますので、
あくまで参考程度にお願いします。

おおすみが実際に測る時でさえ
もっと多くの情報、
授業の様子、
課題の様子、
合格実績、
みんなから聞く話、等
を考慮します。

それでも簡易版にも価値があると思います。
どうやるのかというと。

<学校の科目毎の偏差値計算法>

単純に、

「全国偏差と校内偏差の差に注目する」

ことです。

例で説明した方がわかりやすいので、

 ▪︎偏差値計算例

例えば、
A君とB君の数学模試の結果が全国偏差値50
だったとします。

しかし、A君は校内偏差を見たら55
一方、B君は校内偏差を見たら45

だったんですね。

さてこの場合、

数学において偏差値の高い学校はどちらでしょうか?

皆さん考えてみてください。





…ThinkingTime……




答えは…





B君の学校
ですね。

皆さん大丈夫でしたか?

周りの点数が高いから、
自分の偏差値が下がる。
ということです。

まずはざっっっくりこの感覚が大切です。
(ほんと数学の先生に怒られそう…)

それで、おおすみ式はさらにザックリ、

この差を自分の結果に足して測る

というとてもシンプルな話です。

なので、

A君の学校は数学の偏差値差が、
全国偏差値(50) - 校内偏差(55) = -5

全国偏差値(50) + 差(-5) = 学校の数学の偏差値(45)

B君の学校は数学の偏差値差が、
全国偏差値(50) - 校内偏差(45) = 5

全国偏差値(50) + 差(5) = 学校の数学の偏差値(55)

という具合です。

つまり

全国偏差値 + 全国偏差と校内偏差の差 = 学校の偏差値 

です。はい。

「自分偏差値なめとんの? :)」
と方々から怒られるの確定ですが、、
目安です。本当に目安。
(でもこの全国と校内の偏差値差と学校全体の偏差値で
先生たちが評価される学校もあるとかないとか…)

 ▪︎科目毎の偏差値と志望校の偏差値で距離を測る

これによって、
志望校と学校の距離感(偏差値)が見えます。
学校について行ってOK?まずい?の判断に、
大分助けになります。
学校が渡してきているもので足りるか足りないか。
そういう面です。

まずはそうして、
全国での
科目毎の学校の立ち位置(偏差値)
を把握しましょう。

☆校内偏差の出ない中学生や小学生について。

 ⚪︎中学生について(高校生にも使えます)

本当に1概に言えませんが、定期テストで
平均点60〜70位が普通(偏差値50〜52)位の
適切なレベルになると思います。

そこから10点ごとに偏差値が5ずつ位上昇。

平均点60のテストで、
70点は偏差値55
80点は偏差値60
90点は偏差値65
100点は70
くらいのイメージです。

平均点がずれたら、
その平均点を偏差値50設定にして
そこから10点ごとに偏差値が5ずつ位上昇。
100点がそのテストで測れるMAXの偏差値です。
(平均点30点くらいのテストととかホンマに…って感じになりますよね。。)

ただ学校ごとの差が大きいので、
必ず県下で行われている模試を受けて
その結果を受け止めてください。

 ⚪︎小学生については

もう学校によって違いすぎるのと、
学校のテストと受験が違いすぎるので、
塾のテストでしか測れないと思っています。。。
これはまた別途まとめます。
小学生は絶賛成長途中なので。
模試の分析とどこまでできるべきかを明確にすることが
が死ぬほど大事だと思います。
多くの場合、完璧を求めるのが正解ではないです。

<まとめ:あなたと学校の関係を見極めよう>

偏差値は、とても優秀な指標で、
全体の中で自分がどの位置に立っているのかを教えてくれる、貴重な数字です。

有効に活用して、学校を客観的にみて、

学校の中で孤軍奮闘している先生を見かけたら、
ぜひその先生のことはしっかり信頼してあげてください。

学校全体で、自分の目標に一致した環境に入れているあなた
はとってもラッキーです。全力で活用していきましょう。

学校が自分の目標と合わないあなたは自分でプランを組んでいく必要がありますが、昨今の受験事情では情報戦の面が大きすぎ、どうしても不定期でもプロを頼るとスムーズですのでおすすめです。

この記事が、みなさんとより細かな学校理解と良い参考書選びとにつながるように願っています。

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<あとがき>

さて、今回の内容は
【2022版】参考書の失敗しない選び方 ②自己分析編
に入る前に理解しておいて欲しかった情報。
番外編です。

良ければこちらも御覧ください。

また、みなさんのハートやフォローいただけると
とても励みになりますので、
ぜひいただけたら嬉しいです。
(ハートメッセージには”あたり”もあるかも…?)

駄文をご拝読いただき、ありがとうございます。
また次回、宜しくお願いいたします!

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