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「勉強はなんでするの?」勉強の歴史と理由を講師歴10年目の先生が少し語ってみた。

⚪︎3行まとめ

・勉強ってなんでするの?その理由と答え
・勉強の歴史はすごくシンプル
・勉強と受験は別物

【オンライン家庭教師のしょくいんしつバトン企画】

「勉強ってなんでするんだろう。」

小学生も、中学生も、高校生も、大人でも、
誰もが一度は考えますね。

なんで親になると我が子に
「勉強してほしい」と願ってしまうんだろう。

大人になればわかるのか、
わかったら、大人なのか。

そんな”勉強”に対する姿勢について、
少し違った視点から、言葉にしてみたいと思います。

”勉強”という存在を客観的に見て、
理由と気持ちを整理して、明日からの”勉強”に臨んでもらえたら嬉しいです。


<勉強はなぜするか?の答え>

「勉強したくない。」

「そうかー、いいんじゃない?」

「そもそも、勉強ってなんだったんだろうね。」

「なんで、なんのためにするんだろうね?」

これは《永遠の命題》なんでしょうか。

私としては、答えはすごくシンプルだと思います。

「生きるため」

この答えがピンとこないあなたは、きっと幸せ者です。

この答えがピンときてるあなたは、きっと努力の人です。

ピンとくるけど、ちょっと後ろめたいあなた。
このNoteを閉じて、
まずはテキストを1ページでも解いてみてください。
すごく達成感があるはずです。
それを忘れないで、繰り返してください。
何をやったらいいかわからなかったら、

知ってそうな人に相談してください。
相談できる人がいなかったらおおすみにDMしてください。


だから、
勉強って本来そんなに
複雑なものじゃないはずです。

<勉強の歴史を考える>

元来の

”勉強”は

”学ぶ”であり

”まねぶ”、”まねる”だったと言う話は

あまりに有名ですね。

それは子供が大人と行動を共にし、
農業でも商業でも、
実際に働いている姿を見て、
自然と覚える、
そして自分も同じことをして生きていく。
「覚えなければ生きていけない時代」
があったわけです。

その時代からは大分様変わりした現代で、

さまざまな歴史を経て、
”読み書き”、”計算”を最低でも全ての子に覚えさせよう
というところから公教育、学校教育が発展します。

「そんなもんなん?」
そんなもんなんです

学校教育の根底はそのレベルなのです。

今が複雑すぎるのです。

ではどうして複雑化していったのでしょうか?
それは”学生たちに気付きを与えるため、とか才能を探すため”だとされています。

様々な知識に触れることで、
”自分は何ができて、どこに興味を持つのか”
それを見つけることが、科目を増やした理由の一つです。

その目標は集団生活を意識すれば見えてきます。

▪︎今の時代の役割分担

私たち人間が集団生活をしていくならば助け合うことができます。

助け合えば、1人ではできないことができます。

でも助け合うには、1人1人になんらかのスキルが要りますよね。

そして、そのスキルは1人1人が違う方が効率的だよね。

だから、”科目の勉強を通して適材適所を探す”のです。

しかし、
料理を作ってくれても、
毎回、ヘドロになってしまっては、、困ってしまいます。

だから、
その人が興味を持てる適材適所を見つけるだけでなく、
”熟練”して、
それを活かして、
みんなが助け合える状況を目指す。

集団生活にこれが理想的な事はピンとくると思います。

つまり現代社会において、
勉強は「生きるために”まねること”」に加えて、
「自分がやりたいスキルを探して、レベルアップさせる」が増えたわけです。

それでもやっぱり振り返れば、
自分が楽しいと思えるものを探して、それが誰かの役に立てるように練習する。
勉強ってこれくらいシンプルにはできるはずです。


▪︎現代は内容が多いから全部できなくてもOK


だから、まず
全ての科目をできなくても良い。
全てを楽しくできなくても良い。
学校の勉強じゃなくても良い。

まずはそんなもんです。

多分勉強がいやになってる人は
全てできなければいけない、
またはそれに近いことを思っていませんか。

「人の役に立てて、自分もすこしでも楽しいと思えるもの。」
を探しましょう。
それを見つけて、レベルアップさせていきましょう。

これも立派な”勉強”です。

そのくらい勉強のハードルは下げて大丈夫。
まずはそれだけでも十分。
それだけでも生きていける。


▪︎1人で生きていく?


「いや、自分は1人で生きていくから勉強せんわ」

ってその心意気や良し。

別に否定も、止めもしません。
1人で生きていきたい人もいますよね。

けどやってみたらわかるけど、
最低でも自給自足のために知識がいるから、
きっと気づかない内に
生きるための勉強をしてると思う。

けど、それはすごく自然な流れで、それも良いよね。


<勉強と受験勉強>


「でも受験があるやんか」

とね、飛んできますよね。
その通りです。
だからきっと、
みなさんの問題は
”勉強”というより
”受験”とか”テスト”だと思います

これは切り離して考えた方がいいです。

”勉強” = "テスト・受験"

とすると、テストや受験に価値を感じられなければ、
勉強する価値がわからなくなります。

受験も元来、学者育成システムですから
”生きるために必要なことを学ぶ”意味での”勉強”とは少し違ってしまう。
だから今日はここの深掘りはしません。
悪しからず。

まずはシンプルに
"勉強" =
”自分も楽しめて、誰かの役にも立てるものをレベルアップさせること”

この感覚であれば、「勉強する意味がわからない」
この気持ちにはなりづらいと思います。


▪︎学校の勉強は意味ない?

「じゃあ学校の勉強頑張っても意味ないの?」

と聞こえてきそうですが。

「そんなことはありません。」

”良い成績を取ることを自分が楽しめている”なら何よりで、
”誰か、家族などが喜んでくれる”なら、
立派に人の役にも立ってますよね。
なによりそこで培えるもの
知識、
思考力、
計画力、
継続力、
忍耐力、
嫌になりそうでもやり切る力、
などなど
には確実に余りある価値があります

でも学校の勉強はいつか終わるから、その先のことも考えてみてほしい。

それは言っておこうと思います。

まとめ

そうして
「勉強」 =
「生きること」 =
「学ぶこと」 =
「 自分も楽しめて、誰かの役にも立てるものをレベルアップさせること」

と時代に合わせて、
大きく、シンプルに捉えると、
勉強への見方が変わるかもしれません。

受験やテストが目的ではないのです。
受験やテストはあくまで何かの手段です。

「でも受験はどうしたらいいのさ‼︎」

という声には、

意外と、
自分が楽しめるものが見つかると
自分の願いを叶える手段として、
受験や勉強と
上手に向き合えたりします。

その辺の
受験への向き合い方とか、
計画の立て方とか、
また別で
言葉にしていこうと思います。

今日はこの辺で。
また!

おすすめの勉強本はこちら。
偉大な書もたくさんあるけど、
現代人にはこの本が1番おすすめな気がします。

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