あつまれ!フィルムの沼 その2:Lomography Redscale XR
——俺のフィルムが真っ赤に燃える!
はじめに
赤。
人間が初めて認識する色、だとか、初めて文字に使用した色、だとか、色々な説がある色。
今日では、例えば赤信号とか危険を示す色であったり、トマトとかイチゴとか、おいしさがあふれる綺麗な色であったりといったように、様々な意味が持たせられているようですが、とにかく、人間においては切っても切れない色であることは自明の理。
今回もまたフィルムの話でございます。
この記事で紹介するのは、世界がずっと夕焼けの世界になってしまったような写りをする、ロモグラフィーのレッドスケールXR。
詳しい原理については後ほど紹介したいのですが、光が強ければオレンジ、弱ければ赤色に倒れるというなんとも摩訶不思議なフィルム。
先に言うと、これでしか撮れない風景、というのは特にないけれど、これでしか撮れない空気感みたいなものはあるんじゃあないかと思います。多分。
前回は、ロモグラフィーの不思議な写りをするフィルムを紹介しましたが、今回もまた変な写りのするフィルムを紹介します。だってフツーの写りをするフィルムについては、この記事を読む読者の皆様の方がよっぽど詳しいと思うから…。
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