ショートストーリー:ボイコット
「はぁ、今日も一日が始まったよ」
「まーたあの五月蠅い上司にグチグチ言われるのかねー」
「やれわかりづらいだの、思った通りに動け等々」
「時代の流れについていく努力しなかったのは、自分のせいだろって言いたいわ」
「……」
「はぁ……」
「……なぁ」
「ん?」
「ボイコット、起こさないか?」
「おいおい、それはまずいだろ!
最悪クビだぞ、クビ!」
「でもよぉ、何か行動起こさないと、あの上司変わんねーぞ!
このまま自分の無知を俺達のせいにしてくるまんまだぞ!」
「……」
「どうす