なんてことはない日の、月夜

　昨日だったか、仕事帰りに真正面に見える月がものすっごく大きくて、明るくて、本当にここは日本なのかい、と思うほどに近かった。ねえ、あの月の大きさを肌で感じるの、久々なんだけど、嬉しかったな。月が大きいというだけで、月光を浴びるというだけで、嬉しいと思えるだけの心があって、よかったなって。

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　本棚兼デスク周りを自分好みにしてからというものの、首の痛みが軽減されていい感じ。ノートパソコンの高さを変えるだけでこんなに違うものかね〜と感動している日々である。おかげで机に向かう時間も増え、スマホを触る時間も減った。
しかし。一つ使い勝手が良くなってそこの水準が高くなると、それに付随する他のところもアップデートをしたくなってきたので、どうしようかなと考えているのが、椅子のなのだけれど、これがどうしても、なかなか手に入りにくいものじゃないですか。いや、そこらのホームセンターやったり、ニトリやったり、いけばあるんですけど、そうではなく、なんかこう、座りごこちとか、見た目とか、機能性とかって、実際に座ってみないとわからないものだと思うんですがどうですか。
　よく、ゲーミングチェアを勧められるのだけれど、どれもゴツくて、かっこいいんだけれど、今の机には向かない色合いのものばかりなので、これになんか、おしゃれなベージュとか、ちょっとこう、黒地に赤とか青とかじゃなくって、ブラウンとか、いっそ白・・・は違うか、でもそういった生活に馴染みやすい色合いのものを見たことがないのだけれど、実在していないのかしら。それとも私がまだちゃんと探していないからかしら。いいものがあればおすすめください、読者の皆様。

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あんなにも近くて大きいのに飛行機は月を通らず遠くへ

満月を見たらオオカミになってしまう狼男のように、人間にも何か、満月の影響で変身とかできたら、面白かったろうなあ、と思いながら、メモ。しかし本当に大きかったなあ。変身はできないけれど、牡羊座満月とか、星座を冠した満月がそれぞれあって、パワーがあるみたいで、今回の牡羊座満月は、THEスタートって感じがしたなあ。自然と気持ちを入れ替えることができたというか。
自分の思い通りにいかない日がほとんどでしょう人生、だけどその中でも思い通りにやってくことを見出して実践していくのが、生きていく上で必要なことなのだと思う。

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　そんなこんなで日々がすぎ、先月末には何作品かをどーんと公募に出せたので一安心。毎度毎度締め切りギリギリまで粘りすぎているな、とは思うのだけれど、どうしても、粘ってしまうのです。たまに、同じ公募に出す人をSNS上で見かけることがあるのだけれど、一週間前とか、なんなら一ヶ月前とかに出した〜って呟いているのを見てびっくりする。なんでそんなに早いの。すごい。私なんて、ギリッギリまでやろうとしているのに。準備が早かったのだろうね、と、尊敬の眼差しをいいねに灯したくなるのだけれど、恥ずかしいのと、知らない人なのとで控えています。それで、私は結局今回もギリギリまで粘って、締め切り当日のお昼に出してきたので、一旦はこれで自由じゃ、わーい！と束の間の休息と自由を味わっていたのだけれど、さあ、なぜでしょうか、そのタイミングで仕事がじわじわ忙しくなってきて、このまま年末まで、、、、だって、、、？どうなっちまうんだい、、、？とビクビクしています。どんとこいや！の気分で戦うマインドになる日もあるけれど、ちょっと最近、なんというか本当になんででしょうか、忙しいと思いたくはないのだけれど、でも本当に心にゆとりがないというかで、そのせいなのか体が本調子ではなくって、とうとう出勤中や運転中にグルンと眩暈を頻発するようにはなっているのです。（事故りかけました）健康に立ち向かうことが難しくなってしまっているのです。休めとりあえず。そう思うし実際休んでいるのだけど、なんででしょうか、この、なんとも言えない体の不具合。難しいわね健康って。いっそめちゃくちゃ寝込んでしまいたい。できないけれど。
　今日は通院日だったので先生とのカウンセリングがあったのだけれども、どうも先生、一目見た時から私が疲れているとわかったらしくって、とりあえず休んだほうがいいのでは・・・という感じでした、いやいやしんどい自慢がしたいわけではない。こんなとこにも書いてしまってすみませんなのだけど、書いてるうちに原因に閃くかなと思ってたんだけどまるでダメ。ここまで不具合が出ている理由がはっきりとしていない、ので、なんともなのである。楽しいことは目一杯楽しみたいのだけどね。あとはお祓いも視野に入れつつです。マジで。

　そうしてカウンセリングを受けることで心がスッキリしたのだけれど、久々に先生の前で号泣してしまって、そうなっちゃったのってしばらくぶりでした。とはいえカウンセリングを受け始めた頃なんて、泣かない日はなかったくらいに毎回泣いていたので、本当に色々、凝り固まっていた私の心を、長い年月かけてほぐして溶かしてくださったからこそ、泣かずに立ち向かえる自分が出来上がっていたのだけれど、そういうわけにもいかない事態にメンタルがなっているということが客観視できてよかった。それに、繊細すぎていた頃に比べてだいぶん心は図太くなったなとも思っていて、そのおかげでスルーできていることというか、ストレスに感じずに済んでいることとか、抱え込まないで済むことが出ていることもたくさんあるのだけれども、その代償に、繊細さの中に混ざり込んでいた自分の中の感性というか、大切にできていたことの何かが失われてしまったような気がしていたので、なんとなく、こうしてある原因をもって泣けた自分に安心したというか、そういった心の複雑な機微に敏感であれることの良きところを再確認できたような気持ちにもなって、色んな意味で、泣けてよかったなあと思ったのでした。ストレスの原因になっていることにはとことん向き合って解決していきたい所存ではあるので、適切なアプローチを考えて対処したい。多分今はいろんなことをデトックスする時期でもあり、自分にとって本当に必要なものを残したり、手に入れたりする時期なのだと思うな。そういや秋っていつもそうだった気がする。そういう星周りなんかもしれないね。

　そんな近況、超近況はさておきに、最近読んだ本を書き残していきたいなあとふわっと思い出したのだけれど、読了した本の数が圧倒的に少ない&昔のように書けない気がしている。少し前まで余裕で１１冊から１３冊くらいは毎月読んでいたのだけれど、どうも今はそういう時期ではないというか、創る側にいると、じっくり読むっていうのが難しくなっているなあと肌で感じていて。必要な栄養を摂るための食事に近いような摂取で読書をしていて、娯楽ではなくなっている部分はあり、でも、その娯楽としての楽しみ方ももちろんしたいので、いざ読むぞ！！とワクワクして本を開く時だってあるけれど、それもまた稀な話です。私に必要なように必要な読書をしているので、そのうちアウトプットする時も来るかと思われますが、とりあえず最近手元に迎えた本だけでも羅列しておきます。

・エンドロール（アンソロ）
・スピン５
・１２星座　石井ゆかり
・骨灰　冲方丁
・美しいからだよ　水沢なお
・屋根よりも深々と　文月悠光
・イエローストーンのオオカミ
・ほか文芸誌（新潮・文藝・文學界など）

など。ああ、もう少しあるような気がするけれど、思い出せない。多分もうちょいある。そして今度出る新潮は新人賞の発表なので激アツです。買います。この世には素敵な作家がたくさんいるな。書き手がどんどん増えていく。私が生きていることなんて知りもしない人たちがほとんどの中で、私の作品が世にぽんと出た時に、顔も知らない人が私の存在を知ることになるのって、すごくいいなと思って、兎にも角にも書くことだな、と思いつつ、まずは勉強するしかないので、いろんな本を読んだり、講座にも出ようと思っていて、色々と、前向きにやり始めています。
　今月、そういえば女のためのR１８文学賞が締め切りです。やばいな。出せたら出したい。書けるかしら。あんまり無駄な力を使いすぎず、肩の力を抜いて、描きたいシーンをしっかりイメージできるまでは文字にしないでおきたいと思うけれど、それやったら毎度の如くギリギリになってしまうので、少しずつでも書き進めていきたい。いや、まだ真っ白なんだけどね。おいおいって感じ。

あきらめたらいつでもやめられるし、なくても大丈夫になるだろうけど、なんでもそう、捨てたらもう、拾わないんだよね。あと、なくても大丈夫だって思えるようになるスピードって、自分が思ってるよりもめちゃくちゃ早いから、絶対そう思いたくない。思わないでいいように生きたい。生きるよ。

ではまた。

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ここまで遠くに来たのだからもう大丈夫って、どこか言い聞かせていた気がするけれど、月との距離はおそらく誤差にも満たない距離しか離れていない。
しかも、離れたことで近づいた心もあるとかで、結局、私はひとりぼっちにはならない生き方を選んだのでした。

月光に冷やされている寝室で目を閉じ、先に明日へいってしまった夫を見ている私は、先にいってしまって寂しいと思って、ひとりぼっちを感じているけれど、決して一人にはなりたくないから、勝手に手を繋いでいるこの時間は、私を独りにはしていなくて、だから、心と体は常に一つであっても、すぐにばらばらになってしまうのだから、複雑だよ、寂しいけれど寂しくないの、変だけど、ほんとうにほんとうのことなんだよと、あなたに言いたい。