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伏線はいつか回収される
「伏線回収」というと、ドラマや小説の話だと思うだろう。
それらを見ていると、物語を通じて様々な意味ありげな出来事が起こり、物語の最後でそれらが全てつながり、終結へと向かう。それが伏線回収。
ただ、これはなにもドラマや小説だけのことではない。
実は人生でも同じことが起こる。
若いころは、こんなつまらない仕事、こんな飲み会、こんな人脈、等々、すぐに役に立ちそうにないものに愚痴ばかり言っていた。
パズルのピースを集めて1枚の絵を作ろう
若いころは、自分にできることなんて限られていると思っていた。
いや、今でもそう思っている。
しかし、少しだけ考え方が変わった。
40半ばを過ぎて、気づいたのは、自分だけでできることは限られているが、他の人と一緒にできることは無限にあるのだということだ。
戦略を描くのは得意だが、行動力や資金がない人がいる。
思い立ったらすぐ行動するが、戦略や資金がない人がいる。
資金はあるが、戦略も行動
科学技術は人間を豊かにする一方で人間の愚かさを増幅させる
ツイッター上での誹謗中傷により、若い女性が自ら命を絶った。
心よりご冥福を祈りたい。
本来ツイッターは、時間や空間の制限を超えて、誰でも安価に情報を発信できる、人間を豊かにする道具である。
しかし、便利な道具は、時に、人間の愚かさを増幅する装置になる。
ダイナマイトは、トンネル工事などの崩落事故で人命が失われるのを防ぐのに、大いに役立ったが、後に、戦争に使われるようになり、多くの命を奪うこ
ピラミッドの高さは底辺に比例する
ピラミッドは四角すいの形状をしている。石を積み重ねて高く積み上げようと思えば、細く高く積み上げるのが、本来は最も効率が良い。
しかし、わざわざ四角すいの形状を採用しているのは、それが、最も安定しているからである。
これは、知識や技能についても同じことが言える。
もし、その知識や技能が、すぐに廃れてしまうような分野で勝負しているのであれば、膨大な時間をかけて安定した四角すいのピラミッド型の知識
「生きる」って何だろう?
「生きる」と一言で言ってもいろいろ定義がある。
生物学的には母体から出生し、脳死するまでのことかもしれない。
しかし、今私たちが「生きる」と意識しているのは、意識上のことであるから、生物学的な意味は、実はあまり関係ない。
むしろ、人文学的な定義の方が大事なのかもしれない。
50歳近くになると、それなりに友人や親せきの死も経験する。
その中で、「生きる」というのは、「人生の物語を書く」とい