南極 —生命の起源につながる・・・かもしれない地—
こんばんは、南極観測隊員になりたいライアンです。
今日は久々に南極の話を。
先ほどまで、youtubeで開催されたアストロバイオロジーのイベントを拝見していました。
https://www.youtube.com/watch?v=-LAYyZVVHlg
これを見ていて2つの観点から「南極って生命の起源を解明するのに繋がってるんだよなぁ」と思ったのでそれについて。
観点1 地球の南極は隕石の名産地
実は、日本は隕石保有数が長らく世界1位の座にありました。
(今は中国に抜かれ、2位にいるそうです)
それを支えたのが、南極での隕石発見。
隕石というと、民家に直撃したなどのセンセーショナルなニュースの方が記憶に残りやすいと思うのですが、南極は隕石の名産地なんのです。
理由は(僕の知る限り)2つ
1.周りに石がないため、落ちていた石が隕石である可能性が高い
2.雪の移動によって、一か所に集められるので一つ見つけると周りに沢山ある
この隕石には地球外から飛来した物質が付着しており、
仲には地球生物を形作るのに必須な物質が付着していることもあるそうです。
それによって、その物質が非生物的に合成されることが明らかとなる。
つまり、生命が生まれる前に自然が材料として用意してくれる可能性がある。
そういったことを地球の南極は教えてくれます。
観点2 エンケラドスの南極からは色々噴き出している
エンケラドス(エンセラドス)という名前聞いたことあるでしょうか。
これは土星の周りをまわる衛星の一つで、生命が存在するのではないかと考えられている星の一つでもあります。
2001年宇宙の旅シリーズの小説を読んだことがある方は馴染みがあるかもしれないです。
そしてエンケラドスの南極付近からは宇宙空間に向けて水蒸気やら何やらが噴出しているのが観測で分かっています!
その噴出物の中を、(もう役割を終えて破棄された)土星探査機「カッシーニ」が通過し含まれている物質を調べたところ
多くのアミノ酸合成に関わる有機物が見つかったそうです。
それら有機物があるということは、
アミノ酸がある(可能性があり)、
生命がいる(可能性がある)。
最後に
結構物理的にもロジック的にも離れたところにある「地球の南極」と「エンケラドスの南極」を結び付けて同じ思考のテーブルの上に置いている
そんな突拍子のなさがバレてますね 笑
それでも、高校時代に天文部でガッツリ活動し、今南極に心惹かれている自分としては何か運命めいたものを感じているのです(大げさ 笑)
いつか本当にアストロバイオロジーに関わるのか。
そもそも、南極に行けるのか。
不確定なことは沢山ありますが、やりたいと感じたことをできると信じて今できることに集中したいと思うのです。
高校時代の部活の経験が活きる(かも)しれない以上、
今日中の殆どの時間やってるAssassin's creedもいつか生きるかもしれない!!(願望)
皆さんも、外出自粛が続く日々。
次の自分のためにバネに力を籠める時期にしてみてはいかがでしょう。
頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。