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【図解】現状の自己否定と、本質の自己否定

はじめに

ジェッツさん☆中年の危機をチャンスに変える相談にのれる相談屋さん
の投稿を拝見して、
2種類の自己否定について図解してみました。

これらの、自己否定はあくまで
「現状」の自己否定というニュアンスだ。

認識次第で、今後この否定を解くことはできる。

それが、
自分の現状や本質とはかけ離れた、
非現実的な「なりたい自分」であれば
「現状の自己否定」に加え、
「本来の自分の持つ性質の自己否定」までも
してしまうことになる。

「なりたい自分像」を持つことは、実は「自己否定」をすることでもある。|ジェッツさん☆中年の危機をチャンスに変える相談にのれる相談屋さん (note.com)

解説

「自己否定」という言葉からは、
ネガティブなイメージ
を感じると思います。

「どうせ自分は…」みたいな、
卑屈な感情と捉えられることもあるでしょう。

「自己肯定感」がもてはやされる風潮があり、
「自己否定するな!」といった論調も見られます。


しかし、ジェッツさんの投稿では、
「自己否定」は「理想を持つこと」と
表裏一体
である、と述べられています。

その上で、
「現状の自己否定」と
「本質の自己否定」
を分けて考えることが説かれています。


「現状の自己否定」は、
今後解消できる見込み
があります。

「現状」を変えることが
できればいいわけですからね。


一方、「本質の自己否定」は、
自分そのものの否定になりかねません。

本質=変えることができない性質を
否定してしまうと、非現実的な理想を抱いたり、
それが達成できない苦悩を負ったりします。


住宅にたとえると、
建物が現状、土地が本質
であると言えます。

建物や設備が老朽化してきたら、
修繕したり建て直したりして
現状を改善することができます。

しかし、その土地が駅から徒歩20分だとしたら、
その本質を変えることはほぼ不可能です。

駅や路線を誘致する力があれば…
と嘆いていてもしょうがないですよね。

駐輪場・駐車場を整備するなど、
変えるべきは現状の方です。


図解

本質を否定すると、
自分そのものの存在が揺らぎます

本質と現状、両方を合わせて
自己が形成されています。

とはいえ、現状は、
本質の上に乗った流動的なものと
捉えるのがよさそうです。


おわりに

自己を否定する感情そのものは、
一概に悪いものではない
と認識しました。

否定の対象が、変えがたい本質なのか、
流動的な現状なのかを見極めて、
適切に対処していく必要がありますね。


自己の本質を受け容れながら、現状には満足しない。

これがベストなのだと思います。


自己肯定感MAX な哲学者・ニーチェ
思想と重なるところを感じます。

自分の本質に対する「自己愛・運命愛」と、
現状を否定する「力への意志」を持つことが、
今回のテーマと一致していると感じました。


#図解 #最近の学び #自己否定 #自己肯定感 #ピラミッド #本質 #現状 #ニーチェ

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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。