貝多羅葉(ばいたらよう)

タイ仏教の法話翻訳や瞑想会、気が付いたことメモです。よろしくお願いします。

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  • Freedom from suffering 苦からの自由

    Freedom from suffering 苦からの自由 ルアンポー・プラモート師

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    アナパナサティ・呼吸瞑想関する記事をまとめました

最近の記事

最も大きな徳(ブン)とは ルアンプー・プラモート師

最も大きな徳(ブン)となること それは 布施でもなく 戒律でもなく サマーディ(定:集中)でもなく それは 智慧(パンニャー)です 布施をすること 戒を守る事 瞑想する事(サマーディ) これは 私達に幸せとなる元をもたらします しかし 智慧を高める事は 生を乗り越えることを可能にし 苦を乗り越えさせるのです 以前ルアンポーは皆さんにこう聞きましたね 「自分の心を図ってみて下さい 法の実践をする目的は 幸せを望んでいるのか 苦を乗り越える

    • 心を知る・身体を知る ルアンプー・プラモート師

      私達が修習(バワナー)する時 座り 心が飾り付けられるままにしておくだけではいけません サティにて 心と身体を知り 心を定め 心を中間に置き 真実の心と身体について知らなければなりません そのようになる心をそのまま知り そのようになる身体をそのまま知るのです それは 苦(ドゥッカ)を知り 苦諦(苦の原因)を洗い流すことなのです

      • 朝目覚めてから夜眠るまでが修習(バワナー) ルアンプー•プラモート師

        毎日 一生懸命に修習(バワナー)するのですよ 朝目覚めてから 戒と法(ダンマ)を実践するのです それは夜寝るまで実践し続けるのですよ 毎日毎日忙しくて修業する時間が無いと 愚痴は言わないのです 私たちは一日中修習(バワナー)することが出来るのです ひとつの学びがあります 近年ではこれはもう時代の変化で 使うことはできませんが 毎日8時間、10時間の仕事をしていますが 実際に頭を働かせて仕事をしているのは4時間半程度なのです 残りの時間は気が散っている

        • 幸せは前の方にあるもの ルアンプー•プラモート師

          人々は 幸せを探し求め 苦を嫌っているのです そしていつまでも苦から逃れようとしているのです そしていつも幸せを探し求めているのです 私たちが子供だった時 他の人は分かりませんが ルアンポーはこの様に感じていました それは「自由が無い」と 何かを買いたいと思った時 大人に頼まなければならなりません 買ってもらえることもあれば 買ってもらえないこともあります 何かをやりたいと思っても自由にできないのです 裏の家の木に登りたいと思っても登らせてくれない

        最も大きな徳(ブン)とは ルアンプー・プラモート師

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        記事

          予流果の土台 ルアンプー•プラモート師

          ダンマには二つの段階があるのです まず初めのダンマは 誤った見解を洗い流さなければなりません それは 五蘊(ごうん)は私であるという見解です 特に洗い流さなければならない誤った見解は 心は私であるという観え方です 我々が執着する五蘊の中でもっとも高く 執着していることは心に執着することです そして 誤ったものの見方を洗い流したということは 預流果の土台になっているのです 心の執着を洗い流すことが出来たならば それは土台が阿羅漢になっているのです で

          予流果の土台 ルアンプー•プラモート師

          心を観る4つの段階 ルアンプー・プラモート師

          智慧を高める事です 原因と結果を観ることに 心を観る事には 4つあります 1つ目はこの心の状態はどうなっているのか 感情を知るのです 2つ目はその心の状態はどういう役割しているのか 3つ目はその状態の役割を果たした後どういう結果をもたらすのか 4つ目は何によってこの状態が生じたのか 最初の3つのことを観察するだけでは 心はまだ手放なさないのです 4つ目が観えた時、この状態が生じたのは何故なのか まだはっきりと心の状態が観えていないからです 4つ目まで

          心を観る4つの段階 ルアンプー・プラモート師

          サンニャー(想)は智慧の敵では無い ルアンプー•プラモート師

          ウィパッサナーを高める時 智慧を高める時 私達は「正しく知ろうとするサンニャー(想)」を持たなければなりません 正しく知ろうとすること それは 生じるものは アニッチャサンニャー*であり アニッチャン(無常)であると知ろうとするのです ドゥッカサンニャー ドゥッカ(苦)は圧迫され壊されてしまうものであると知ろうとすること アナッタサンニャー アナッター(自我が無いこと)であると知ろうとすること 知ろうとすることはそれぞれ一つ一つでも構わないのです ま

          サンニャー(想)は智慧の敵では無い ルアンプー•プラモート師

          危機に現れた天使 パイサーン師

          ある男性がいました その人は70歳でロメロという名でした 病気が重くなり昏睡状態になってしまったのです 入院し一カ月経とうとしていました 何をしても反応しなくなってしまったのです ロメロは一人で居ました 子供も一緒にはおらず 妻はもう亡くなっていたのでした しかし犬が一匹いたのでした この犬というのは 病気になる前から一緒にいたのでした ロメロが昏睡状態になったとき この犬が一緒にいました 病院はこの犬がロメロと一緒にいることを許したのでした おか

          危機に現れた天使 パイサーン師

          仏教徒の役割 ルアンプー・プラモート師

          ルアンポーは先生方に一日に何度も跪拝(きはい:頭を地面につけて礼をすること) をしていますよ 両親や先生方に向けて跪拝をしているのです 両親や先生方を敬って跪拝するのです そして 私たちの心は穏やかになるのです 毎日食事をする時 食事の観察をする他に ルアンポーはもう一つ観察をしています それは  これらの食事全ては ブッダを信望する人達によって 与えられたものであると これらの衣服(法衣)は ブッダを尊敬する人々によって 与えられたものであると

          仏教徒の役割 ルアンプー・プラモート師

          身体は自分のものでは無い ルアンプー・プラモート師

          身体は 自分ではありません 物質なのです まず初めに 両親の精子と卵子の細胞を半分づつ借りてきて そして 水と空気そして食べ物に頼っているのです これらは全てこの世界のものからなのです そして大きくなっていくのです ”それ”は誰のものなのでしょうか ”それ”はこの世界のものなのです ”それ”は”わたしのものでは無いのです ある人は豚を飼っています 豚にえさを与え 大きくなった時 その豚は誰の豚なのでしょうか それは”わたしの豚”なのです 世間

          身体は自分のものでは無い ルアンプー・プラモート師

          許しを請う 懺悔の経

          許しを請う 懺悔の経 กายะกัมมัง วะจีกัมมัง มะโนกัมมัง สัญจิจจะกัมมัง ガーヤ・ガンマン、ワチー・ガンマン、マノー・ガンマン、サンチッサ・ガンマン อะสัญจิจะกัมมัง ขะมันตุ เม อะโหสิกัมมัง ภะวะตุ เม アサンチッサ・ガンマン、カマントゥ・メー アホーシ・ガンマン、パワトゥメー 身体による業であれ 口から発せられた業であれ 心に依る業であれ わたくしが行なってしまい 相手に

          許しを請う 懺悔の経

          【ありがとうございました】タモ寺院、パットさんの回復状況

          こんにちは、昨年(2023年7月)タイのタモ寺院の寺男(お寺の修繕維持管理などを生業としている)であるPatさんの事故による医療費のご支援を皆さまにお願いしましたところ、沢山の法友の皆様から暖かいご支援の申し出を頂きました。 「一時は半身不随になるのではと心配でしたが、現在、自力歩行も充分にできるようになったので、あと数ヶ月で働けるようになるのでは、という状況」とご住職より伺っており「多くの日本人が賛同してくれたこともパットさんに伝えてあります」とのことです 皆さまの

          【ありがとうございました】タモ寺院、パットさんの回復状況

          身体の苦が消える•心の苦が消える アチャン•スチン師

          心の苦は "欲する心"から生じているのです 欲する心を止めるよう努力するのです プットー、プットーと唱え 心を定めるのです そしてまず 思考や欲する心を一時的に止めるのです すると苦は消えるのです 心の苦が消えるのです しかしもしも 身体の苦があるのならば それは思い通りにすることは出来ず そうならないように禁止することもできません ですから その苦はそのままにしておくしか無いのです 例えばお腹が痛い頭が痛い事 そのままにしておくしか無いのです

          身体の苦が消える•心の苦が消える アチャン•スチン師

          どうすればサティ(気づき)が生じるのか? ルアンプー•プラモート師

          どうすればサティ(気づき)が生じるのでしょうか まず始めに サティとは何か知らなければなりません サティとはお酒を飲まないからサティがある というものではありません 違いますよ お酒を飲まない人だからといってサティがあるわけではありません もしもサティがあったとしても それはサンマーサティ(正念)では無いのです それはただのサティであって 普通の人のサティなのです サンマーサティ(正念)はサティは別な種類のサティです ブッダはサンマーサティ(正念)を

          どうすればサティ(気づき)が生じるのか? ルアンプー•プラモート師

          ストレスで堪らない時、休む事を知らなければなりません ルアンプー•プラモート師

          在家の私達は 日々仕事が大変であり 沢山のことを考えなければなりません 頭が痛くなるようなことばかりなのです 私たちは 止まると言うことを知らなければなりません 自分を休ませるのです 休むと言うことが分からなければ 心はあちこち忙しく一日中疲れでしまうのです 良いことであれ悪いことであれ心が病んでしまうのです 今日では心の病気を抱える人がものすごく沢山います 恐ろしいほど沢山いるのです 何百万人もいるのです やることにストレスを抱えているのです 昔

          ストレスで堪らない時、休む事を知らなければなりません ルアンプー•プラモート師

          万仏節(マカー•ブーチャー)②メーチー•ジュン師

          (続き) 私達に度々生じ煩悩の言い訳にすることの一つに 「自分には重荷がある」と言います 私はあの責任を持たなければならないから 私はこの責任を持たなければならないから というものです しかし 何故自分の心に責任を持たないのでしょうか では この瞬間に苦(ドゥッカ)を感じ続けている今 どうやって責任を果たせばよいのでしょうか この苦の原因をどうやって無くすことが出来るのでしょうか 苦から逃れられるのでしょうか もしも 私たちの感情の罪というものが観

          万仏節(マカー•ブーチャー)②メーチー•ジュン師