寒い時期の犬猫の下痢の原因
日中暖かい日もありますが、まだまだ朝晩冷えますね。。。
東京都日野市は昨夜７℃今朝５℃ 先週は０〜２どの日も
気圧の変動もずっと激しい状態です
先々週から今週にかけて下痢で来院するわんちゃん猫ちゃんが増えました。
フードや今の薬の組み合わせが合わないのかなどのご相談もよく受けますが、他のも原因がある可能性も。。。。
下痢の原因は？
①感染症による下痢
人間がウイルス性の胃腸炎を起こすようにわんちゃん猫ちゃんでも同様のことが起こ流可能性はあります。
特に免疫力が低い子犬や子猫、シニア期、病気や疲労で体力が低下している場合は注意が必要です。
冬は乾燥している季節なので乾燥を好むウイルスが繁殖しやすく、体力が低下し免疫力が下がった身体に感染しやすくなります。
予防：ワクチン接種、免疫力アップ、加湿、適度な運動、適切な食事、体を冷やさない
②食事の急な変更
いつもの食事を急に変えたり、食べ慣れていない食事をすることで胃腸がびっくりして吐いたり、下痢をしてしまうこともあります。
もしも、食事を変える場合はいつもの食事をメインに少しずつ便の様子を見ながら少量ずつ変更していくようにしましょう。
おおよその目安としては
１〜２週間かけて 普段の食事：新しい食事＝８：２
大丈夫そうであれば
１〜２週間かけて 普段の食事：新しい食事＝６：４
と徐々に変更していきます。
③ストレス
年末年始、お盆、旅行などイベントで自宅に人が来たり、ホテルに預けられたり、工事が近くであったり、日常とは違うことが起こる時にとてもストレスを感じ、下痢や時に吐いてしまう子もいます。
④現在の服用中の薬やサプリ、食事の相性
冒頭での相談であった薬や食事があわないこともちろんあるので服用中のものがあったり、食事が合わないなどの場合もアレルギーの可能性もあるので動物病院での受診をお勧めします。
冷えが原因の場合は手足や腰回りが冷たい子が多いです。
写真のふわふわくんのように米ぬかカイロなどで温めてあげるのもとても良いですよ！
こちらの本でも米ぬかカイロの作り方をご紹介していますが、noteでも米ぬかカイロについてご紹介しますね！
※下痢ですぐに病院に行った方がいい場合
匂いがきつい
水っぽい下痢が続く
食事ができない
水も飲まない
ぐったりしている
下痢の回数が多い
変なものを食べたかも知れない
当クリニックでの治療は一般治療薬と漢方薬、サプリメントを組み合わせています。基本的には飲ませやすさや体質を重視し、オーダメイド方式です。
他、マッサージやお灸なども副交感神経を優位にし、腸内環境を整えてくれます。
腸には免疫細胞が60%以上あり、免疫細胞を元気にしてあげることで免疫力はとても強くなります！
冬の寒さやストレス、健康な身体づくり、疲労回復、感染予防などにも日頃から身体を労わることは人もわんちゃん猫ちゃんも大切ですね！
最後までお読みいただきありがとうございました！
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