失踪していた兄と14年ぶりに話をしました [後編] #10
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。
母の一連のお話をまとめました
偽善的で幼稚な兄
その程度です。本当に、きちんと話をするのは14年ぶり。
私は9歳から23歳に、兄は10歳から25歳になっているわけです。
私は思いました、“感動の再会” になるのではないかと。
( 前編はこちらから )
私は昔から定期的に、兄の名前をGoogleで検索していました。
すると2019年時点で、大阪の天王寺に本社を置くとある会社がヒットして、そのホームページには兄の写真が掲載されていたのです。
直近の情報ではそれだけが頼りで、父が面会に来た日、兄がここにいるかもしれないから、とすぐに会社に電話してもらうようお願いをしていました。
私としては、母の心臓が止まってしまう前に、一目会って欲しかったから。
( しかし、何故か分かりませんが父はその日には電話をかけず、翌日、母が亡くなってから連絡をするという謎ムーブをここでも披露していました。)
まぁ、そのおかげで、父が会社に電話 → 会社の人が兄に伝える → 兄が私に電話する ということが何とか叶ったわけです。
「 お母さん、数日前にくも膜下出血で倒れてな・・・ 」
私は一連の流れを兄に説明しました。
『 うん、ほんで葬儀はどこでやんの? 』
「 あぁ、それがこれから打ち合わせやねん。また詳細が決まったら知らせるけど、お兄ちゃんには来て欲しいな 」
『 いやぁ、俺は行かんで。でも、ばーちゃんとじーちゃんには一応伝えないとな 』
「 そっか・・・それなら、ばーちゃんじーちゃんにも来て欲しくないよ 」
『 それは何?お母さんがそう言ってたんか?それともお前の気持ちか? 』
「 えっ・・・私が来て欲しくないってだけやけど 」
母と祖父母の関係について、noteにはあまり書いたことが無い気がします。(書籍には書いたっけな…?)
橋本家は、父、兄、の問題だけではなく、実は母と祖父母(母の実の親)の関係も一筋縄では行っていません。
どうしても主観でしか語ることはできませんが「 兄の家出後、祖父母らは兄の側に立ち、共闘して母を虐めていた 」というのが、私に見えていた世界の一つです。
その為、私にとっては祖父母が最も憎い存在です。
しかしこの後、兄から発せられた言葉に、私は言葉を失います。
『 ほんならお前が決めることじゃないやろ。なんや言うても家族なんやし 』
『 お前がお母さんと過ごしてきた23年間より、ばーちゃんらが過ごしてきた27、8年のほうが長いんやから 』
すまん。ちょっと待ってね、横入りしてごめんね。今、これを書いてる1月26日18時14分の私なんだけど。
冷静に、物語調にちゃんと書こうと思ったんだけど、ダメだ。やっぱり思い返しても腹立つわ。
ごめん、世界観崩れるけど、以下 “この私” が書くね。
———『 ほんならお前が決めることじゃないやろ。なんや言うても家族なんやし 』
『 お前がお母さんと過ごしてきた23年間より、ばーちゃんらが過ごしてきた27、8年のほうが長いんやから 』
いやいやいやいや、は???
待って待って、どの口が言うとるん?
家族なんやったらお前も来いよ。お前がお母さんと過ごした10年間とその後の15年間なら、後者の方が長いから僕らはもう家族じゃないですってか?
お前、まさか年数で関係の深さとか図ってんの?
え、うっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっす!!!!!
人間性、薄すぎだろ。
“人間は皆平等ですぅ” って言う奴とおんなじレベルで薄っぺらいじゃん。25歳にもなってそれなのビビるわ。
つか、なに?お父さんにしろ、お兄ちゃんにしろ、なんでそれほど安々と “家族” なんて言葉が出せる?
言っとくけど、私はお前らのこと家族なんて思ってねーよ。
戸籍もとっくにちげぇんだから、お前らに繋がりなんて何にもねーよ。
お前、お母さんのことボロクソに言ったよな?
家出したあの日、私まで連れて出てお母さんを孤立させようとしたよな?
でも私は家を出る理由が分かんなくて、家に残るって言ったんだよな?
そしたらお前言ったよな。
——— こんなクソ母親について行くお前はあほや。ロクな人間にならへん って。
あの日から私は心に決めたんだよ。
お兄ちゃん以上に富、名声、力を付けて、私の名前を世に知らしめて、お兄ちゃんがどこに行こうとも、私の光があとを追いかけてやるって。
私の存在を見て見ぬふりできなくなるくらいに有名になって、お兄ちゃんが放った言葉を覆してやるって。
その言葉だけは立証させない。
そう思って、あの日のお前の言葉を胸に、私は母の元で教育と愛情を受けて育って今ここに立ってんだよ。
お前と別れてからの14年間で、留学して、起業して。
国内外の新聞やTV、ラジオにも出演して、昨年には本も出版して、来月で自社サービスが三周年を迎えるんだけど。
お前には何がある?お前はこの15年間で何をしたの?ねぇ、教えてよ?
そんな感じで、色々思ったね。あの一瞬で。
暫くフリーズしてたんだけど、私が出した言葉は「 あぁ、ははっ。そうやね(笑) 」でした。
結局、祖父母らも葬儀に来る気はないらしいです。
本当、気持ち悪いなぁ、うちの “元家族たち” は。
父も兄も違うベクトルだけれど、どちらにも強烈な気持ち悪さがあるよね。
如何に自分が普通の感覚を持てているか、普通の感覚 万歳!って思いましたね。
そんな訳で、久しぶりだねーなんて世間話をすることもなく、私の身を心配されることもなく、連絡事項だけを伝えて終わった5分にも満たない通話。
いつかどこかのnoteで書いた、母への親孝行として「 大人になった兄とツーショットを撮る 」は叶いそうにありません。
今でも私は敵対的に思われているみたいだし、兄には今後親しくするつもりはないようです。
いつまでやんのかね、その意地っ張り。
未だに “10歳の少年” で精神が止まっていて拗らせてんだなーって感じだし、願わくばカウンセリング受けてくれ~と思ったのでした。
● 併せて読みたい ●
親の未来はそう長くはない。
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