都忘れの風|詩
「都忘れの風」
呼吸のできない空に指なぞり
幾度なく、
読んでは返した終わりの文
まだ知らぬ、
俤をさがす更けの風
その映らぬ言の葉ひとみ傾け
音の続きに耳を澄まして
虫の子ひとつ聴こえぬ晦冥
都忘れのその夜に
誰に抱かれて、何を想うて……
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「都忘れの風」
呼吸のできない空に指なぞり
幾度なく、
読んでは返した終わりの文
まだ知らぬ、
俤をさがす更けの風
その映らぬ言の葉ひとみ傾け
音の続きに耳を澄まして
虫の子ひとつ聴こえぬ晦冥
都忘れのその夜に
誰に抱かれて、何を想うて……
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