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そして、君へと。|詩

「そして、君へと。」

ひとつ、ふたつ……

見あげる夜空に終わりゆく星と
透明な瞳をもつ少年の背中

ひとつ、また ひとつ……

雨粒の代わりに拾いあげた
小さな正義をポケットにしまって

膨らんだ拳から溢れる涙は
きみの宝物へと流れていくから
ほら、大丈夫
真昼の空には消えない星がある

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