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点数競争の悲劇【この違和感は私だけ?12】

点数で競争して勝ち残れることが、これからの時代の子どもを育てる上で、本当によい教育なのかな。
受験戦争が始まってだいぶ、子どもたちが振り回されたとわかりました。子どもに関わる大人たちもそうですが・・・

人気の学校に行くために?

社会に出てエリートになるために、いい大学に入る。そのために、偏差値の高い学校を目指し勉強する。
みんながそのエリートの学校に入れたら困るから、点数で競わせる。

そうやってせっかく、がんばって勉強してエリートになったのに、
政治家の味方にならなければ、地位を下げらる官僚や裁判官、辞めさせられる大学教授がいる。

世界の中でも数学力が高いのに、大学の研究費を減らされて思いっきり研究できない研究者たちがいる。

国を守るためといってアメリカからの武器購入を予算を考えずに爆買いしたり、
それを、誰も止められなかったりと、

せっかくの勉強が役に立ってないじゃない。

そんな教育のあり方でいいのか疑問です。

新自由主義ってなに?

学校教育を調べているとよく新自由主義というワードが出てきます。新自由主義と格差というのが密接な関係のようです。

新自由主義は、政府による規制緩和、民営化など企業の自由な活動を促進する動き。
競争化により、格差の拡大、貧困の深刻化、社会保障の弱体化などの問題を引き起こした。

3回にわたって、いろいろ導入しているみたいです。

  • 1980年代: 中曽根康弘政権下で、行政改革、国鉄分割民営化などの新自由主義的な政策が導入された時期です。この時期は、サッチャー政権(イギリス)やレーガン政権(アメリカ)などの新自由主義的な政策が世界的に広まった時期と重なります。

  • 1990年代: バブル崩壊後の経済不況の中、橋本龍太郎政権下で金融ビッグバン、財政構造改革などが行われ、新自由主義的な政策が本格化した時期です。この時期は、グローバリゼーションの進展とともに新自由主義が世界的に主流となっていった時期でもあります。

  • 2000年代: 小泉純一郎政権下で、郵政民営化、規制緩和、構造改革などが強力に推し進められ、新自由主義が日本の社会経済に深く浸透した時期です。この時期は、新自由主義的な政策の帰結として格差の拡大や貧困の深刻化などの問題が顕在化した時期でもあります。


参考:

情報労連『膨らみ続ける防衛費の背景に アメリカ製兵器の爆買い 使い道のチェックを』http://ictj-report.joho.or.jp/2308-09/sp02.html、2024/05/29閲覧

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