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#詩
私のうたは記憶のうた
私のうたは記憶のうた
私とともに消え去るもの
私のうたは思い出のうた
よろこびも
かなしみも
いまさら私を苦しめない
私のうたは私の人生
様々な出会いが
タピストリーとして織りなされ
いま
私の
心の中の壁を飾る
このようにして
私は生きて在った
誰も知らなくても
私はこうしてここに在ったのだ
砂に埋もれても
いつか風に千切れ去っても
そのことだけは変わらないの
SOSを発することがたやすくてごめんなさい
いきなり降ってくる人を
どう受け止めたらいいんだろう
大きな捕虫網を持っていればよかったのか
いつも上を向いて歩いて
そんな人影を見かけたら
階段なりエレベーターなりで駆け上がって
飛ばないように抱き止めなければいけないのだろうか
いけないのだろう
つらい人はつらさのあまり
それを語ることも示すこともできないようなのだから
気づいてあげられない社会や人々が悪いのだから
強くてごめんなさい
察
なんどでも/くりかえす/
しにたい
が
ほんとうに
しにたい
であることはすくない
しにたいの
ぜんぶのぶんは
おもうようにいきられないからしにたい
だから
だからしなないで
おもうようにいきれるみちをさがそう
そのだいいっぽは
ひとにはなすこと
はなしたあいてがばかにしたら
べつのひとにはなすこと
あきらめないで
これをくりかえす
きっと
きいてくれるだれかにであえる
であえるまで
はなしつづけること
自由になろうよ
好きにしたらええんよ
好きに思たらええんよ
人は人に
めいわくかけたり
かけられたりでつながってくの
人生なんて不細工なレゴよ
カッコよく生きようとするからしくじる
生きてさえ
いればいいの