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2020年7月の記事一覧
パティシエが多すぎる
私は殺された。
霊体の身では犯人は伝えられないが、ちゃんとダイイングメッセージも残しておいた。
なのに凡庸な警察はダイイングメッセージのいみに気づこうとしない!
あ、名探偵殿のお出ましだ!
これなら何とか!!
「メレンゲ? それがダイイングメッセージ?」
「パティシエの集まりですからねえ。みんな何かしらメレンゲには関係ありますよ」
探偵はふむとパイプをくゆらす~ふりで、実はそれは禁煙
フレズノ裕てんまつ②完結
※ 続きです。完結です。
木場「7番(青海)出て9番(裕)入ります」
応援席がさっき以上に湧き、ついに裕がコードに立つ。
笛!
矢のように動き出す裕。
ボールキープ中の今岡をマーク。
今岡「お。来たね美形君」
無言でボールを狙う裕。
どんなフェイントにもかかることなく執拗に今岡をマークする。
今岡「(じれて)シマノ!」
仲間に回そうとしたボールを、裕がバネのようにカットして反転。
フレズノ裕てんまつ①
※ かつて、漫画原作用に書き下ろしたものです。確か二次で落ちた記憶ww
○夏空
眩しいほどの青空、響く蝉時雨。
伝わってくるのは中学校の日常の喧騒。
そう、ここは峰谷中学校の上空。
○峰中・一階窓際
女生徒たちが何人も窓辺に群れている。
どの子もみんな目がハート。
女生徒Aが加わって、
A「裕さまいる?どこ?お目覚め?」
B「なわけないじゃん。ほら、いつもの木の下…」
○同・校庭
テリヴェ〔一人芝居用台本〕
MさんとMさんへ
心からの感謝と友情を込めて
一
中央ピンスポ
浮かび上がる女検事
きりっとした雰囲気
後ろにまとめた髪
内に秘めた女らしさを職業人としてのプライドが覆い尽くし、りんとして美しい
被告席と一目でわかる上手側の柵と、そこにいると思われる下手側の閻魔
(あなたの視線で両者を感じさせてください)
りんとした表情で話し始める
今ご紹介に預かり
たとえばこういうものを書きます え。それどっかで実際にあった…?…ないか。
処刑
ドッキリだって聞いたのよ。
だって思わないじゃない。
あんな中年太りのオッサンが王子様だなんて。
旅先でアクシデントに遭った人はどんな反応をするか、いろんなサンプル集めたいっていうから。
私駆け出しのタレントだし。
売れたいし。
テレビ局の人だって言われたら、言うこと聞いちゃうの当たり前じゃない。
知らない人から水かけられたらどうなる。
ただそれだけ。
予行演習もうまくいった。
私が気を逸
たとえばこういうものを書きます 日常もの編
罪
バッテリー。
キャッチャーとピッチャーは夫婦みたいなもの?
みたいはいい。
でも夫婦だったら?
人気商売。
だから誰にも知られちゃいけない。
私は我慢する。
我慢。
我慢。
ひたすら我慢。
顔はきれいだけど、私に指一本触れない夫。
年俸二億。
キャッチャー二億四千万。
あの人の方が価値が高い。
耐えられなくなって
友達に
話した…
瞬く間に広まって
キャッチャーの母が自殺した。