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8月中旬~9月上旬に読んだ図書館本(小説以外)

そろそろ図書館で借りて読んで面白かった本のストックがたまってきたので、今回は8月中旬から今月上旬に読んだ本(小説以外)を3冊紹介します。

久々に昨年あたりからハマって読んでいる昭和レトロ系の本も数冊あります。昭和レトロと言ってもジャンルが結構幅広いので、図書館に行くたびに見知らぬ本を求めて館内をうろうろしてしまいますね。


ゆかしなもんの’80sエイティーズガーリーカルチャーガイド

80年代の「レトロかわいい」を愛する著者・ゆかしなもんさんによる、当時のテレビ、雑誌、流行アイテムといった主に女子が好きそうな文化を紹介した内容となっていました。

個人的に読んでいて面白かったのが、著者が昔ハマっていたという「My Birthday」という雑誌の紹介。効果はともかく、占いやおまじないはいつの時代も悩める乙女たちに愛されていることを感じました。それにしても恋のおまじないはまだしも、好きな歌手のベストテン1位を祈願するおまじないは謎としか言いようがありません。これで何らかの効果があった子は当時いたのか?

今までも何冊か昭和レトロの本は読んできましたが、どちらかというと男子の流行をピックアップした本が多かったので、可愛い系の流行を紹介したこの本は、新たなレトロの魅力に出会えた1冊になりました。少女漫画とか大好きなので、同じ著者の別の本も読んでみたいです!

増田さんちの昭和レトロ家電

家電マニアの著者がこれまでに収集したとっておきのアイテムを紹介した楽しい1冊でした。身近な家電の変遷を知れるほか、機能やデザインがユニークな昭和ならではの家電もたくさん紹介されていました。

まず読んで思ったのは、ロケットの形をしたラジオ、テレビ型のガスストーブ、カメラ型の懐中電灯といった当時の人々の「憧れ」が反映されている家電も多かったことです。

暮らしを豊かにするだけでなく、ちょっとした夢も叶えてくれる家電は、当時の人にとって今以上に魔法のような存在だったのではないかと想像しました。とはいえ、兜デザインの電気スタンドや、ミロのビーナスを模した電気蚊取りはかなり攻めていたと思いましたが(笑)。

また、食洗器やパンを焼くトースターも昭和からあったものの、当時は売れなかった、あるいはヒットするまでに時間がかかったというエピソードも驚きでした。もしかするとこの本に載っていた意外なアイテムが、近い将来には当たり前に使われている…なんてことも考えられそうですね。

心がほどける小さな旅

今回の益田ミリさんの本は、久しぶりに旅行系のエッセイを読みました。ひとりで、あるいは編集者の方と一緒に行った益田さんの旅の記録。第九の合唱や、鹿児島で「大声コンテスト」なるイベントに参加した時の話はエッセイならではの内容で、新たに知らなかった世界をまたひとつ知った気分になりました。

もちろん全国各地のスポットや食べ物に関する話題も充実していました。個人的には秋芳洞にかなり興味を持ちました。長い時をかけて自然が作り上げた絶景、ぜひ現地へ行って見てみたいものです。

旅とは気分転換だけでなく、その場所、その時だからこそできる挑戦を通して、自分を知るために行くものでもあるのかなと感じさせられたエッセイでした!

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