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図書館本9月後半分 【いつも以上にとっておきの本が多いです】

10月になり、やっと過ごしやすい気候になりましたね。遅くなってしまいましたが、9月後半に読んだ図書館本(小説以外)のご紹介です。今回紹介するのは3冊。いつも以上にクセ強な本が多いのでお楽しみに。


地球の歩き方ムー

ガイドブックの定番「地球の歩き方」と、オカルト雑誌の金字塔「ムー」がコラボした異色の旅行?本。かなり前にフォローしているnoterさんが紹介していて、あまりにものカオスなテーマにこれは凄く読んでみたい!とずっと思っていました。

古代文明、UFO、UMAなどオカルト好きにはたまらない世界中のスポットをこれでもかというくらいに紹介していて、読めば読むほど異界が目の前に迫ってくるような面白さが味わえました。

また地球の歩き方の要素もあるので、旅行に関する情報も驚くほどに実用的。海外旅行の基本はもちろん、異界の存在に遭遇した際に役立つアイテム・対処法の説明と役に立つのか謎な情報まで、とても濃い内容でした。旅行で役立つ?エスペラント語のページの例文にあった「次の角を曲がると異界です」とか個人的にはめちゃくちゃ言ってみたいです(笑)。

怖いけどいつかは旅してみたい世界が、この本にはありました。非現実を真面目に旅する本も今風で面白いですね。

オトーさんという男

今回の益田ミリさんの本は、父との日常にフォーカスしたこのエッセイを読みました。行動が不可解でキレやすい嫌なところもあるけれど、読書や雑学が好きで、楽しかった思い出もいっぱいある益田さんの父。益田さんが日頃の父を観察する様子からは、家族であっても「ひとりの人間」であることを存分に感じられました。

中でも「この芸能人嫌い」などネガティブなことを頻繁に言ったり、父の好みで見る番組が決まったりといった理由で、父とテレビを見るのが辛かったという益田さんの思い出には共感してしまいました。

私も楽しくテレビを見ているのに、内容や出演者に対して家族が嫌なことを言ってくると見る気が失せてしまうなんてことがよくあるので、益田さんのこのエピソードには同じような経験をしている仲間が見つかったようでなんだか嬉しくなりました。

嫌なところも好きなところも同等にあるのが「家族」という存在なのかもしれないと思いました。だからこそ一緒に過ごす時間を大切にしていきたいですね。

日本昭和珍スポット大全

日本懐かし大全シリーズからの1冊です。全国各地にあるレトロでカオスなスポットを集めた、シリーズでもかなりクセの強い内容でした。

廃墟寸前の遊園地、ユニークすぎる飲食店、「大人」のテーマパークetc…珍スポットマニアの著者の好奇心旺盛さ、私には真似できません…。人々が昭和の時代より未来へ守り続けていきたい「何か」をそれぞれのスポットから感じられ、この本すべてのページから不思議なオーラがにじみ出ていました。

ちなみにこの本で紹介されていた沼津のどんぐりには私も昨年行きました。

ジュークボックスといった店内のレトロアイテムの秘密や、店名の由来が「どんぶらこ」からきているといった小ネタを知ると、また別の角度から思い出を楽しむことができました。

独特な雰囲気で入りにくそうなスポットもそこそこありましたが、一方で昭和の時代からあるということは、もしかすると老朽化などといった理由で近い将来失われてしまう光景もあるんだろうなぁと切なく思ったところもありました。(ちなみに5年以上も前の本なので、今はなきスポットもきっとあるはず)だからこそ愛でたい、そしていつかは挑戦してみたい珍スポットの魅力に出会えた傑作本でした!

★★★

最後にちょっとだけ。諸事情で2週間ほど更新が止まってしまいすみません!自分のペースに左右される時もあるとは思いますが、(現時点で)週1、2回の頻度で読書の話とかほんの少しの日常を綴っていきたいので、これからも私の記事を読みに来てくれると嬉しいです!

一応最近書いたnoteへの抱負記事を貼ってみる。ペタッ

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