フランスのお風呂事情
仕事の都合でパリに移住して1年弱が経ちました。
東京に住んでいた頃は、毎日ジムのサウナや銭湯、家の湯舟でお風呂を楽しんでいた私。
お風呂を愛する私には辛い環境ですが、いろいろと工夫を重ねつつ、なんとか寒い冬を乗り越えられそうです。
フランスの一般的なアパルトマンのお風呂のシステムと、体を温めるために私がしている工夫をまとめました。
パリのアパルトマンのシャワー事情
会社で借りているアパルトマンの部屋はシャワーのみ。
小さなタンクにお湯がためられており、これを使い切ってしまうとしばらくお湯が使えません。
だいたい10-15分くらいで水になるので、バスタブがあっても意味がない。
私の部屋の場合、一度お湯を使い切ってしまうと約3時間でお湯がたまります。友人のところは、お湯を沸かすタイミングは一日一回と決まっていたり、物件によってかなり異なるようです。
もしもこれからアパルトマンを選ぶなら・・・
部屋ごとにタンクを割り当てるシステムをBallon d'eau chaude individuelleといいます。管理人さんはタンクのことを「バルーン」と呼んでました。
タンク式以外にも、ガスでお湯を沸かすChaudière individuelle au gazというタイプ、Eau chaude collectiveというアパート内にお湯が流れていて無尽蔵にお湯を使えるタイプもあるとか。
身の回りにはそのタイプを使っている人に会ったことがないですが、もしもこれからアパルトマンを選ばれる方は、チェックしてみると良いと思います。
ただ、Eau chaude collectiveの場合は、アパート全体で同じタイミングでシャワーを浴びるとお湯が出ないなる可能性もあるので、良いことばかりではないと思います。。
そして、内見の時には、お湯の出をチェックするのをどうぞ忘れずに!お湯がちょろちょろっとしか出ないアパルトマンも少なくありません。
10分間のシャワーで身体を温める方法
冬の冷えは大敵。ダイレクトに私の腰痛を悪化させます。
身体を温めるためにいろいろ試行錯誤を重ね、最近は以下の方法に落ち着いています。
1.浴室を温かくする
まずは環境から。浴室の暖房をフル稼働し、オイルヒーターを一時的に浴室に持ってきて、よ全体を温めます。
2.深めのバケツに熱めのお湯をためる
ふくらはぎくらいまでの深さのバケツにお湯をためます。シャワーで心地よい程度の温かさだとすぐにぬるくなってしまうので、少し熱いと感じる程度のお湯にするのが◎。
3.足湯につかりながら頭&体を洗う
足湯のおかげでだんだん全身が温まってきます。
4.シャワーの残り時間が切れるまで、腰を中心にお湯を浴びる
お尻の上、腰のあたりを温めると効率的に体が温まります。
サウナーの方であれば、ここまでで十分温まって、冷水で〆ることもできるかも!私は運が良ければ”プチととのい”を得られる日もあります。
少ないお湯を有効活用するコツ
シャワーを浴びる前にもできることが少しだけあります。
・シャワーと、洗濯機・食洗器の時間を分ける。
フランスの洗濯機はお湯洗浄が基本です。食洗器と共にどちらもお湯を大量に使うので、エコモードにしたり、温度を低めに設定します。
その上でタイマーを設定し、洗濯機・食洗器は昼間のうちに回しておきます。帰宅する頃にはお湯がまたバルーンにたまっているように、シャワーを浴びる数時間前には完了しているようにします。
・部屋全体の温度を温かくしておく
身体が冷え切っていると、どんなにシャワーを浴びてもなかなか温まりません。冷えはお風呂だけで解消できないので、部屋全体を十分温かくすることで冬の冷えをしのいでいます。
我が家はセントラル・ヒーティングではなく、小さな備え付けの電気暖房だけ。とても寒かったので、オイルヒーターを買いました。どちらもタイマーで、帰宅時間までに温まるように設定しています。
私の場合、会社が光熱費を負担してくれているので気にせず使っていますが、電気暖房やオイルヒーターは効率が悪いようなので、ご自身で電気代を支払う方はご注意ください。。。
・洗顔はせず、拭き取り化粧水で
ヨーロッパでは洗顔の代わりに、クレンジングで拭き取って保湿して終了、というのが一般的です。
私自身、最初は水かお湯で洗顔していたのですが、硬水のせいで肌荒れがひどかったので現地式に切り替えました。顔を洗う時間も節約できるし、慣れるととても楽!
クレンジングやシャンプーについては別途まとめたいと思います。
そんなこんなで試行錯誤しながらたどり着いた、私のベストな入浴方法でした。
楽しみとととのいを求めて時々ハマムやサウナにも行っています。ハマムについても別途まとめます。
このnoteがお風呂好きな人の何かの助けになりますように!
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