あめみや けん

子供の頃から記憶が苦手で原則だけを学んで来た。 仕事でも常に本質が何か?を考え続けてき…

あめみや けん

子供の頃から記憶が苦手で原則だけを学んで来た。 仕事でも常に本質が何か?を考え続けてきた。 誰が言ったか?ではなく、何を言ったか?を大事にしたい。ので何者でもない立場で(実際何者でもない)、仕事のビジネスの本質を語ってみたい。 1人でも真に共感出来る人と出会えることを願って。

最近の記事

ピーターの法則

によると(階層社会では)昇進によって例外なく、人は無力化するらしい。 そんな気もしていたものの、ハッキリ断言されると、考えてしまう。 承認欲求に負けず、変わり者・一匹狼であることを意識し続けたいものだ。

    • 不安と信頼は隣り合わせ

      先日、とある博士から面白い話を聞いた。 安心があって信頼に繋がる訳ではない、不安を持ちつつ信頼に変えていくのだ、という。 私の解釈だが、 子育てで言うと「可愛い子には旅をさせよ」。安全な家では自力で生きていく力は生まれない。 部下で言うと「心配でもギリギリまで口出しするな」「挑戦・失敗させよ」。部下を信頼しないと部下は言われたことしかやらない。 同輩で言うと「走れメロス」。心配で一瞬疑ってしまうのをグッと堪えて、命をかけて信頼すれば、相手も命をかけて期待に応える。 命をか

      • スピード vs 安全

        ビジネスでも生活においても、我々は日々決断をしている。主な観点は「スピード」と「安全」の2つで、どちらをどれくらい考慮するか?で決断の質が変わってくる。 ことわざでも、 スピード重視:「思い立ったが吉日」「善は急げ」「案ずるより産むが易し」 安全重視:「転ばぬ先の杖」「急がば回れ」「石橋を叩いて渡る」 と、双方を大事にする考え方が存在する。 スピード重視派の人の傾向としては、「勘が利く」「行動力がある」「結果志向」であることが多いのではないかと思う。 一方、安全重視派の人は

        • Willを起点にしよう

          「Will」「Can」「Must」というフレームワークがある。 Will(やりたいこと)・Can(出来ること)と一致したMust(やるべきこと・仕事内容)を選択するのが良いという考え方である。 内容としては最もなのであるが、本質を取り違えるとおかしな判断になってしまう。今日はこの正しい考え方を書いてみたい。 まずは誤った捉え方の例 「私は起業に向けた経験を得るために現職を選択したが、今の仕事内容では役立つ経験が得られない」 「私は早く部長になるために、早く大人数のマネジメン

          「事業家」と「専門家」

          餅は餅屋・・・仕事は専門家に任せるの一番であること。 このことわざの仕事における良さと悪さ・本質について考えてみたい。各々の知識/スキル等の強みをいかに活かすべきか? 「事業家」と「専門家」という二つで対比しながら書いてみたいと思う。 シンプルにするために少し極端な書き方をすると、 「事業家」は成果主義であり「成果を出せる量/質/スピード」がその成否のカギを握る。事業上の課題を的確に捉え、ヒトやカネ等のリソースを投じ、上手くマネージすることで、より多くの成果を得ることを目指

          「事業家」と「専門家」

          「わかる」と「できる」の違い

          「言うは易く行うは難し」ということわざがある。 ご存じの通り、理解は出来ても実行することは難しいというものだ。 これについては皆さん「そういうものだ」と思うであろう。 が、今回は「なぜ出来ないのか?」「どうしたら出来るのか?」を考えてみたい。 出来ない理由①:目的は理解はしており、Howに納得してない 例えば、「信号無視してはいけない」と分かっているが、急いでいる時や車が全然いない時は「ま、いっか」となる。ただ、「信号無視は良くないこと」とはわかっている。これは目的(信号と

          「わかる」と「できる」の違い

          「ノー」というやさしさ

          「イエス」は相手にやさしく、「ノー」は相手に厳しい、という誤解があるように思う。だからこそ「イエスマン」や「ノーという勇気」といった言い方がされる。 ホントに「イエス」が相手への忠義・やさしさであり、「ノー」が相手への裏切り・厳しさなのか? 違う! いくつか例を考えてみたい。 ①とても成功しなさそうな新取組を部下が提案してきた →この段階での「イエス(やってみなはれ)」「ノー(絶対失敗する)」はいずれも無責任だ。部下は理由が分からず、「OK取ったので失敗してもしょうがない

          「ノー」というやさしさ

          お忙しいですか?

          「お忙しいですか?」と聞かれた時、みなさんはどう答えますか? 「x月まではずっと忙しい!」「全く時間取れない」「結構忙しい」等々、私が質問して「そうでもない」「結構ヒマだ」という人は割と少ない気がする。 一方私は、「忙しい」となるべく言いたくないし言わないようにしている。実際仕事がたくさんあったとしても「ぼちぼちかな…」「色々来てはいるけど…」「今週はちょいバタバタしてるかも…」等、「忙しい」という言い方はなるべくしない。 なぜか? 「忙しい」ということは、「私は仕事が出来

          お忙しいですか?

          「偏見」と「仮説」

          性別も年齢も家柄も国籍も外見も年収も過去も何もかも全部♪ 「偏見」を持たずにお互いにリスペクトを、という「多様性」の時代だ。 ただ、ビジネスにおける「多様性」というのは、「互いに干渉せず好きなように過ごせるように」ではない。(お互いのリスペクトがある前提で)「互いの能力を上手く引き出し合い、”One Team”となってより大きな成果を生む」ことが目的である。 スポーツのように「勝つ」という明解な目的とより強い相手がいる状況下では意識せざるを得ないため出来つつある領域は多い。し

          「偏見」と「仮説」

          信じる者は救われる?

          ゲーム理論に「囚人のジレンマ」という例がある。 二人が個別に詰問され、「二人ともが協力」は両者とも良い結果、片方だけ「協力しない」であれば協力しない方は利益を得られ「協力」は不利益となり、両者とも「協力しない」は両者とも不利益になる。 世界中で様々なアルゴリズムが開発され実験されているが、必勝法はシンプルに「しっぺ返し」だと言う。基本は「協力」を選ぶが相手が「協力しない」を選択した次の回は「協力しない」で制裁を加えるというもの。 大学時代、(しっぺ返しもせず)常に「協力」し

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          「上司」と「部下」

          「ウチの会社は部長や社長に対しても皆んなさん付けで呼んでます」 「上司と部下で趣味の話で良く盛り上がってます」 フラットな組織をアピールする際に企業がいいがちなことだ。 これは1つの事象を捉えて「フラットな組織」を表現しようとするもので、その本質ではない。 では、「フラットな組織」とは何か?その本質を解説してみたい。 まず、上司と部下で同じものは、「共同する取組を成功させること」その先に「企業を発展させること」である。なので敵ではなく味方であるべきだ。 一方、「権限を持って

          「上司」と「部下」