”問題”と”課題”の違い
皆さんはこの2つの違いがわかりますでしょうか?
"問題”と”課題”って、見た目は似てるし意味もほとんど変わらないと思われがちです。
ですが、この2つは”似て非なるもの”なのです。
今回は仕事上でありうる事柄を例として、この2つの違いについて書いていこうと思います!
1, ”問題”=目標と現状との差異
まず"問題”についてです。
問題とは、”目標と現状との差異”のことです。
どういうことかと言いますと、
例1)
今月の目標:自社アプリのインストールユーザー数1000人増加
現状:今月のインストールユーザー数は700人
問題:今月の目標より300人少ない
例2)
今月の目標:営業売上300万円
現状:今月の営業売上200万円
問題:営業売上が目標より100万円少ない
適当に書きましたが、要するにこれが”問題”になります。
では”課題”と何が違うのでしょうか?
2, ”課題”とは、問題を解決することの意思表明
要するに、先ほどの”問題”を解決しますよ〜っていうのが"課題”になります!
どういうことかと言うと、
例1)
今月の目標:自社アプリのインストールユーザー数1000人増加
現状:今月のインストールユーザー数は700人
問題:今月の目標より300人少ない
課題:来月はインストールユーザー数を今月より300人増やすこと
例2)
今月の目標:営業売上300万円
現状:今月の営業売上200万円
問題:営業売上が目標より100万円少ない
課題:来月の営業売上を今月より100万円増やすこと
という感じになります。
え、そんなの普通じゃん。わかってるよそれくらい!
って思われる方もいるかもしれませんが、実は意外とこの違いが明確にわかっていない人が多いのです。
3, ”問題”と”課題”の違いを意外とわかっていない例
聞かれることはそんなに多くないと思いますが、例えば面接官に、
(※僕は聞かれたことないです)
「あなた自身の今の課題はなんですか?」
と聞かれた際に、多くの人が答えがちなのが、例えを1つ挙げると、
「コミュニケーション能力が低いことです。人と話す際、相手の目を見て話すのが苦手で、相手の気を遣ってしまいつい本当の自分を出せなくなります。さらに、相手の話を聞くことも苦手で、ただ相槌を打つだけになってしまうことがよくあります。」
などの答えではないでしょうか?
(※もちろんそうでない人もいます)
でもこれって先ほどの話でいうと、”課題”ではなく”問題”ですよね?
もっというと、自分は今これくらいのレベルなんですよ〜という”現状”を話しているだけになってしまいます。
面接官から聞かれてるのは”課題”なのに。
なのでこのケースでは、
「コミュニケーション能力が低いことです。人と話す際、相手の目を見て話すのが苦手で、相手の気を遣ってしまいつい本当の自分を出せなくなります。さらに、相手の話を聞くことも苦手で、ただ相槌を打つだけになってしまうことがよくあります。なので課題としては、”相手の目を見て話すこと”、”TPOによって本当の自分をさらけ出して話すこと”、”相手の話を聞く際に相槌を打つだけでなく、相手の話を広げるような会話を意識して行うこと”です!」
(解決策も出せればベストですが、聞かれてるのは課題なので、課題を答えればその解決策を聞かれると思います。もし聞かれるかわからないと思うのであれば、「解決策としては、毎日5分鏡に映る自分と目を合わせて・・・」みたいな感じで言えるといいと思います)
こんな感じで言うのがいいのではないでしょうか?
この”問題”と”課題”を区別するのがなぜ大事なのか?
4, この2つを区別できる人は結果を残しやすい
人は、目の前でトラブルが起こるとそれをすぐ解決しようとします。
例)トラブル=今月の業績が悪化した
でも、解決する前に、業績が悪化した”本質的な課題”を見極められる人とそうでない人とでは、もちろん結果は変わってきます。
そのためには、まず”問題”と”課題”の違いを自分の中で明確にしていないとできません。
なので、問題発見力や問題解決力を高めたいなと思っている方は、今日の記事を参考にしてみてください!
今日も最後までありがとうございました🤗