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精神科の隔離病棟に入るのは人生が上手くこなせなかった罰なのか

こんにちは、あまたつです。
うつ病や統合失調症で精神科の隔離病棟に入る人はいるかと思います。僕自身そうでした。

隔離病棟に入る理由は様々ですが、入った人で隔離病棟に良い印象を受ける人は少ないはずです。特に保護室と呼ばれる独房に入ったことのある人はトラウマになってもおかしくありません。

僕は持病の躁うつ病が仕事で悪化しました。人間関係の悩みもありましたし気圧の変化で体調が崩れていきました。退職後は収入がなくなり貯金を切り崩す日々に苦しみうつが悪化。死にたいという気持ちが強くなり入院することになりました。

入院は1、2週間で退院できると思っていましたが甘かったです。結局3ヶ月で退院することになります。

入院生活の中で徐々に統合失調症の症状が出てきます。食事中、魚の声がテレパシーのように伝わったり、人の心の声が伝わる幻聴が始まりました。妄想も強くなり自分がキリストの生まれ変わりだと思えたりしました。

挙動や言動がおかしくなり、ついに保護室という名の独房に入れられます。鉄格子の独房に入れられる。自分は何か悪いことをしたのかという憤りと一生出られないのではないかという不安が強かったです。

ある日は食事が取れないからベッドに寝かされ手足を施錠され身動きが取れないまま点滴を打たれました。

世の中にこんな苦痛があるとは思いませんでした。命を守るためといっても監禁されるのは苦痛以外の何者でもありません。

人生を上手くこなせなかった罰のようでした。

大学に行くため必死に勉強し、卒業後は障害を抱えながら働くため就労移行の訓練をして、地元の優良企業に勤めることが出来ました。

自分なりに正しい努力をしていたにも関わらず隔離病棟の保護室に入るはめに。何が悪かったのか。どうすれば隔離病棟に入らずにすんだのか。その事で悩むこともあります。

ただ罰のように感じていたことも過去の僕には必要だった気がします。もし隔離病棟に入ってなかったら自殺していたかもしれない。今元気に働いてブログやる現実にたどり着けなかったと思う

大企業で背伸びして周りから良い評価を貰いたくて一生懸命働いたのも今ではいい思い出です。

隔離病棟に入るのが避けられない人生もあります。死なないために生きる。知人の言葉で「死んだら終わりだからね」というのが心に刺さっています。

でも死なないために。という選択肢に追い込まれる前にどう先手を打っておくのか。

自分が体調悪化した時のサインはなんだろう。サインが出たら何をしてリカバリーするのかを決めておくことが大切です。

僕自身、自分の体調悪化のサインも理解して回復する道具を用意しています。それから病状は安定しました。

隔離病棟に入りたくない!と願うと入りたくないという現実は引き寄せられてしまいます。

回復する道具があるから大丈夫!
無理せず働けばいいんだよ

と思うようにして今は過ごしています。

変わらないといけない部分もあるし、変わりたくない日常もあります。自分が安心して暮らせるように日々励んでいます。

この記事を読んだ方には隔離病棟に入ったことのない人が大半だと思います。病院の看護師さんからも「仕事頑張らなくてもいいから入院はしないようにね」と言われたことがあります。

命の危機になるなら無理に働かなくてもいいのかなと思います。最後に何でもいいのでチャレンジ出来るものを作ったほうがいいと生きがいになるので作ってみてはいかがでしょうか。

最後に隔離病棟に入ったのは罰ではなく環境に対応するため必死に生きた結果だと思います。環境適応力が低いだけで一生懸命だったと思います。

僕は就職したのを後悔していません。これからどうすれば隔離病棟に入らなくてもいいか考えなければなりません。無理せずできることをやっていきたいです



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