3ヶ月分のおすすめ読了本をまとめて紹介。
こんにちは、天音です。
今日は今年の読了本の記事。
今年に入って投稿した読書感想記事はまだひとつです。
noteに書いていませんが、この3ヶ月で、流し読みを含めて22冊の本に出会うことができました。
紹介しないまま時間が経った本がたまりすぎてしまったので、みなさんに絶対お勧めしたいと思った本をここでまとめて記事にしましょう。
全体的にさらっと書くことになってしまいますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
📚『変な家』 雨穴
「間取り」に着目した新感覚のミステリー。
雨穴さんの動画から始まった小説となります。その動画はYouTubeで見かけたことはあって、サムネが怖くて避けていました。今回、映画化とあって手に取ってみた次第です。
不審な間取りから徐々に明らかになる、とある家族の行動と一族の因縁。
全体的な雰囲気がおどろおどろしくて、「これ……怖いヤツだ……!」とビビりながら読みました。
館系の本はいつも謎を解いていくたびに間取りがあるページに戻らなくちゃいけないけど、この本は毎回間取り図を見せてくれたのでとても親切です。
読んだ感想としては、ハウダニットありきのミステリーかなという印象。
「どうやったか」に終始していて、わたしとしてはちょこっと事件に至る動機や背景に疑問が残ったかもです。
それでも書き方が面白くて、「まさに動画を見ているような読み心地」でした!
動画以上に動画の小説。
脳内で映像を描きやすいといえば伝わるでしょうか。
気がついたらラストページ。
エンディングにしっかり連れていってくれる本だと思います。
📚『無人島のふたり』 山本文緒
突然がんと診断され余命宣告を受けた山本さんが、診断されたその日から最後まで綴っていた日記を書籍化したものです。
「逃病記」とありましたが、わたしには十分「闘病記」でした。
ことばの力というか、質量をもった言葉がダイレクトに伝わってくる文章だと思いました。
最後の一滴まで絞ったグレープフルーツのジュースみたいな本。
もしくはブルーベリージャムを塗った、あとちょっと焼きたかったトースト。
📚『森羅万象』 福岡伸一
生物学者である著者のエッセイ。
生物や物理、社会学がまぜこぜになっててとても興味深く読めました。
個人的に学者のエッセイ(その人の専門分野ではない本)を読むのが好きなんです。理論の周辺にある、思想や習慣が垣間見えるのが楽しい。
📚『元素に名前をつけるなら』 江頭和宏
元素の名前の語源や由来、エピソードが満載の本。
小ネタもコラムもたくさんです。
ただタイトルから「もし元素に名前をつけるならどんな名前にするか?」みたいな内容だと勘違いしていたので、「元素はどうしてその名前になったの?」がこの本の内容を簡潔に伝えるタイトルだと思います。
とても面白い本でした。
中学生以上からおすすめです。
化学と人間の生活や社会、神話や伝説は、強く結びついているということがよくわかり、信仰と文明、どちらの側面からも人間の歩みが鮮明になります。
どんな形か、どんなふうにその元素が応用されているのかは少しわかりにくいので、読む際には元素のビジュアルに特化した本を横に置いて読むともっと楽しめると思います。
わたしは『世界で一番美しい元素図鑑』を一緒に眺めました。
以上の4冊が、2024年3ヶ月分のおすすめの本でした!
あ、『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?』ももちろんおすすめです。この本は読んだ時期がずれてしまったので単独で公開しました。
思ったよりも小説が少なめだったので、4月はもっと小説が読みたいです。
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