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書籍紹介『10代のための読書地図』

こんにちは、天音です。

今回は『10代のための読書地図』をご紹介します。

書評誌「本の雑誌」に記載されたものをまとめた「別冊本の雑誌」から初めてでた10代に向けたブックガイドです。
全国の書店員さんや書評家などが、本に携わる人が“10代に読んで欲しい本、読んでおきたかったと後悔した本”が紹介しています。

本に関する用語や職業などのページもあって、さまざまな角度から本に対する理解を深められる内容です。

ブックガイドとしては、友達・運動部・社会・刑事・恋愛・学校など、ジャンル別に評者がおすすめしていて、手引書として読めます。

「科学」など一般的なテーマからおすすめしている本もあれば、「太宰以上に「人間失格な本」」や「うつむきがちな君へ」といった変化球の切り口もありました。
とても楽しく充実した分類です。

本屋の楽しみ方や、読書感想文の書き方といったページもあったので、本の付き合い方の入門書として“読書をあまりしたことがない人“にもおすすめできるなと思いました。

しかし、対象は10代に限らなくてもいいです。
私は20代真ん中ですがこのブックガイドを読んでよかったと感じました。

流石に本屋や本の用語の説明はもう必要ないですが、先述したとおりさまざまなジャンルの導入があるので、自分が詳しくない分野の入り口を探すのにとてもいいと思います。
私の場合は科学や宇宙などですね。
読んでみたいけど、初めの本をどれにすればいいか分からないと感じた際にはまたこの本を開くでしょう。

タイトルに惹かれて畑違いの本を開いてみても、全然わからなくて悲しい思いをしたことが何度かあるので。これで改善されることを願います。

もちろん、私が読んだことのある本も紹介されていました。

私は人の読書感想や書評を読むのが好きです。
noteや読書垢をしている理由でもあります。
どの部分が、どうよかったか。言語化して伝えてくれることに書き手の本への思いを感じます。
『10代のための読書地図』では、読んだことがある本と読んだことのない本どちらもたくさんありましたが、その本を評者がおすすめする理由を読み、それに対する自分自身の興味を整理できました。

まさに地図ですね。

本をどう読めばいいか。
どれを読めばいいか。
そういった不安や迷いがある人にはおすすめします。

もちろん年齢に関わらず、です。

……ちょっとお高めですけどね。

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