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【読書感想】阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

こんにちは、天音です。

今日の書籍紹介は阿佐ヶ谷姉妹著『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(幻冬舎文庫)です。

40 代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉める一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけに舌鼓。白髪染めや運動不足等の加齢事情を抱えつつもマイペースな日々が続くと思いきや――。地味な暮らしと不思議な家族愛漂う往復エッセイ。「その後の姉妹」対談も収録。

Amazon商品説明

お笑い芸人、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ集。
有名人にめちゃくちゃ疎いわたしも知っているふたりです。

結構前から読みはじめていて、少しずつ読み進めた本。
ようやく読了です。

タイトルに“のほほん”と冠している通りの本でした。
全く裏切らない

ふたりの日常やお仕事、悩み事。
笑えたり共感したりと、読んでいるととても暖かい気持ちになれました。

先日別のエッセイを読んだときに思ったのですが、まだ少し上の世代の方の悩み事を“我が事”として捉えることはできないみたいです。
体の変化や、老後とか。
わたしと阿佐ヶ谷姉妹さんの年齢もそこそこ離れていますし、今回も悩みごとはあんまり共感はできなかったかな。

しかし、世代の違う読者をも惹きつけるのはお二人の人柄。

この本には、文章と同時にお二人の笑顔や料理の写真なんかが合間に乗っています。夕飯のシチューや、お部屋を撮ったものなど。
その写真がいい具合にエピソードと一緒に心を掴んできて、この本を読んでいると「生きるっていいな」という気持ちになりました。
壮大な視点ですが……。

とてもいいエッセイでした。

親しみやすく、しかしそこはかとなく気品がある。
まるでお二人のほのぼの会話をそばで聞いているような気分です。

読み終わった後に気持ちが軽くなる本だと思います。


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