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アンナプルナサーキット⑨~古代との出会い~2024.5.26

このシリカルカに泊まっているトレッカーはほぼ全員が同じ日程でトロンパスを越えることになる。
イギリスから来たちょっと内気なシャイボーイ・ヒゲメガネくんと筋肉バキバキ、ロン毛で顔彫り深めのターザンさん※勝手にあだ名をつけました
と話をすると、当初僕たちが考えていたヤクカルカという集落より一つ奥、レダーという集落まで行く人が多いみたい。
なので体力と時間を見ながら、行けるならレダーまで行こうということになった。
マナンからこちらに来た時とは違う道でレダーへ向かう。
今日の行程は下りの方が多く楽そうだ。

ヤクカルカ方面の道標と青白のマーク

分岐には道標と青白のペンキが塗ってあって安心。
石にも塗られています

青は自然界にない色なので目立つ

ん?
これは?

4億年前の植物

ペンキの横にウミユリの化石が!
よく知られた話ですが、ヒマラヤはかつては海の底。
約6千万年前、インド亜大陸がユーラシア大陸にぶつかり、隆起したのが今のヒマラヤ山脈で、これは4億年前に海の底で生きていたウミユリ。
教科書とかで見たことはありましたが、こんなに道端にあるとは思いませんでした。

トラバース道をしばらく歩くと廃村となったアッパーカンサーの集落跡。
人がいなくなってから年月が経っているのか、石造りの家々の多くは壁だけを残し崩れていました。

壁だけが残る家の間を抜けるトレイル

展望スポットからはマナンの村が見える

マナンとマルシャンディ川

トロンパスに向かって奥へ進みます

さらに奥へ道は続く

今日はずっとどんよりとした曇り空。雨が降らないことだけを祈る。
いったん沢まで下り対岸の道へ。
標高を下げていくと、植生が豊富になる。

カンバの仲間。日本でもおなじみ。

沢を渡ったところにロッジ。
休憩スポットとしてはいい場所すぎるので吸い込まれて休憩。

ロッジを過ぎると登り返し。そりゃ休憩しますよ。

普段はコーラを飲むことは少ないが、山で飲むコーラはなぜか美味しい。

Rs370(約450円)のコーラ。宿泊費と同額…。

ロッジを過ぎ、しばらく歩くとアンナプルナサーキットと合流。
青白のマークとはここでお別れです。

赤白はアンナプルナ、青白がティリチョ

道は谷沿いにゆっくり登っていき、しばらく歩くとヤクカルカへ到着。
お昼だったのでランチ。

ヤクカルカの集落。ロッジが数軒ある。
食べやすいトゥクパ(うどん)とヌードル(ラーメン)を注文

ここで先に出発していたヒゲメガネくんと再会。休憩したらレダーに行くっぽい。
時間的にも余裕があったので、自分たちもレダーまで行くことに。

谷だけど広い

ヤクカルカからレダーまでは緩やかな登りで1時間くらいで到着。
先に進んでおくことで明日の行程が楽になった。
情報をくれた周りの人に感謝です。
レダーにも宿が何軒かありましたが、昨日同じ宿に泊まっていたガイドが宿の前から声を掛けてくれたのでその宿に宿泊。
ちなみにそのガイドはオットのことを最初タイ人だと思い、サワディーカーップって挨拶してきた。
ヒゲメガネくんやターザンさんも同じ宿。ガイドやポーターもたくさんで賑やかな宿でした。

到着後の食堂はトレッカーたちで賑わう

夜はポーターたちの大宴会。
標高4000mを越えているのにウイスキーをガンガン飲む。そして踊る。
標高に慣れていない僕たちが同じように飲めば本当に死ぬと思います。
飲めなかったけど賑やかで楽しい夜でした。
明日はトロンパスの手前、トロンハイキャンプを目指します!

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