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mgap
【詩】小皿に乗せた気持ちの温度
夢の中で電子レンジに自分の心を乗せて温めた
所要時間2分くらいかなと思ったが、やっぱり15分は必要だなと、セッティングした
温まる間、頭から瞳に向かって涙が降りてきた
今まで頭に溜まっていたんだね
涙とか、悲しさとか、心が気付かないよう頭が代わりに抱きしめてくれていたんだ
15分経って、心を掴んでまた胸の中にしまった
体が温かくなった
頭も温かくなった
ポカポカしている今が、本当の自分なのか、特殊な自分なのか、どっちなのだろう
また心が冷えたら、電子レンジで温めたいけれど、夢の中で偶然現れたから、好きな時には出来ないや
と、思ったら、夢から覚めた
まだ心は温かい
大丈夫かな、このまま温かいかな、そう考えたら、頭が冷えてきたから、思いっきり左右に頭を振った
まだ頭も温かい
お弁当が冷える時間よりも、長く温まっていられるかな
ダメだ、また頭が冷えてきた
暖房を付けよう、いや、そういう問題じゃないだろ、そう思って笑ったら、頭が温かくなった
なんだかぼんやりしている今は
誰にも食べられたくないな
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